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「学びの責任」は誰にあるのか~「責任の移行モデル」で授業が変わる~

ダグラス・フィッシャー, ナンシー・フレイ  著

吉田新一郎  翻訳
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価格 \2,420(税込)         

発行年月 2017年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 14p,272p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/教育学/教科教育学
ISBN 9784794810809
商品コード 1025618824
NDC分類 375.1
基本件名 学習指導
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2017年12月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025618824

著者紹介

ダグラス・フィッシャー(著者):Douglas FisherとNancy Freyは、共にサンディエゴ州立大学の教授であり、保健衛生科学の特化したチャーター・スクール(高校)において教師のリーダー(校長)を務めている。チャーター・スクールは「hshmc.org」で検索してください。

内容

最初の10年ぐらい、私も講義形式で教えていました。次の10年はワークショップ形式でした。その最後の頃、講義形式に抱いた疑問と同じような感覚を、ワークショップ形式で行う研修のあり方にも持ちはじめました。
 学ぶ側はもちろん、教える側も学び続けられるという、みんなが自立した学び手になる教え方・学び方はないのかと模索しはじめたのは1995年以降でした。5年以上かけて探しだしたものの一つが、本書で紹介している「責任の移行モデル」です。
 本書の柱になっている、教師から学習者への責任の移行は、①教師が焦点を絞った講義をしたり、見本を示したりする(焦点を絞った指導)、②教師がサポートしながら生徒たちが練習する(教師がガイドする指導)、③生徒たちが協力しながら問題解決や話し合いをする(協働学習)、④生徒は個別に自分が分かっていることやできることを示す(個別学習)、といった四つの段階で表すことができます。
 注意していただきたいのは、これらは①から④へと順番に行うものでも、常にクラス全員を対象に、同じ段階の活動をさせるのでもないということです。たとえば、②番目の「教師がガイドする指導」をするためには、「①焦点を絞った指導」が終わっていることが前提となりますが、同時にまた、クラスの大半の生徒が「③協働学習」か「④個別学習」に取り組んでいることも前提となります。そうでないと、教師は少人数(2~6人)の生徒たちを集めて、10~15分の「教師がガイドする指導」を行うことはできませんから。
 本書ではこれら四つの要素を、異なる教科の例をふんだんに挙げながら分かりやすく解説しています。教師を含めた大人たちが、この四つの要素を身につけることができれば、授業や研修のあり方が変わるので、生徒や受講者の学びの「質」と「量」が飛躍的に伸びることは間違いありません。(よしだ・しんいちろう)

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