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超分子化学(化学の要点シリーズ 23)

木原 伸浩  著

日本化学会  編
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価格 \2,090(税込)         

発行年月 2017年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 9p,128p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/理工学/化学/物理化学、理論化学
ISBN 9784320044630
商品コード 1025634860
NDC分類 431.1
基本件名 超分子
本の性格 テキスト
新刊案内掲載月 2017年12月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025634860

著者紹介

木原 伸浩(著者):東京大学大学院工学系研究科博士後期課程中退。神奈川大学理学部教授。博士(工学)。専門は有機化学、高分子化学。

内容

 超分子とは,複数の分子が協同して働き,単独の分子では実現できないような機能や反応性を獲得した状態である。生物のような複雑な分子システムは,フラスコの中の単独の分子とは質的に異なる振る舞いをするが,その違いをもたらすのが分子同士の協同効果であり,それを明らかにするのが超分子化学である。超分子化学の対象は必ずしも生体分子ではないが,「生物」という分子システムは常に超分子化学のお手本となっている。 以上のような超分子化学の位置付けを背景に本書は書かれている。まず,生体の分子システムを例にとって,超分子化学の位置付けを行なった後,分子の協同効果の源泉である,分子間相互作用について解説した。さらに,超分子化学の誕生のきっかけとなったクラウンエーテルによる分子認識,疎水相互作用および水素結合を利用した分子認識系について解説した。さらに,様々な分子協調システムについて解説し,超分子化学を理解する上で重要な概念について述べた。いずれも豊富な実例が挙げられており,複雑な概念も容易に理解できるように配慮されている。 本書の特徴の1つは,超分子化学のトピックスを扱った多数のコラムにある。筆者は超分子の概念を提出したLehnの孫弟子にあたり,1988年のノーベル賞受賞を目撃している。本書は,Lehnの弟子の1人Sauvageのノーベル賞受賞の年に執筆されており,臨場感にあふれたコラムは読者の超分子への理解を助けるであろう。

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