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【アラン・コルバン著 沈黙の歴史:ルネサンスから現在まで】
A History of Silence:From the Renaissance to the Present Day '18
Corbin, Alain
著
発行年月 |
2018年04月 |
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出版国 |
イギリス |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
160 p. |
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ジャンル |
洋書/人文科学/歴史学 /各種テーマ史 |
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ISBN |
9781509517350 |
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商品コード |
1025728519 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年02月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025728519 |
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内容
全く新しい歴史学を切り開くアラン・コルバンの最新作のご案内です。
沈黙とは、単純に騒音がないということではありません。それは私たちの中にあり、偉大な作家、思想家、学者、そして信仰にある人々が何世紀にも渡って培ってきた内なる要塞の中にあるものです。騒音がどこにでもある現代で、“感性の歴史家”アラン・コルバンが演説が貴重で特別な意味を持つ時代へと我々を誘います。
沈黙、熟考、瞑想と祈りの前提条件は、その中から言葉が出現する私的空間であることです。プライベートな寝室から大聖堂まで、私たちの最も親しみのある空間および神聖な空間を特徴づけます。それらは、巨大な沈黙の貯蔵庫です。哲学者や作家は、山や森で孤独とインスピレーションを求めさまよいました。しかし、もっとも劇的な体験の一部に沈黙があったにも関わらず、20世紀の変容は徐々に沈黙するということの価値を低いものにしました。そして今日、騒々しい都市の空間と、様々なメディアからの絶え間ない衝撃により、私たちは休むことなく活動することを強いられています。私たちは自分の内側の感覚を失い、個人の本質を変化させるプロセスを見失いました。
本書の目的は、沈黙という驚異を再発見することであり、豊かな人生の経験を得ることです。何世紀経とうと沈黙を失わない作家、芸術家、思想家の作品を繙き、瞑想と内観の世界へご招待します。