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カメムシの母が子に伝える共生細菌~必須相利共生の多様性と進化~(共立スマートセレクション 21)

細川 貴弘  著

辻 和希  他
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価格 \1,980(税込)         

発行年月 2017年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 9p,161p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/生物学/動物学
ISBN 9784320009219
商品コード 1025797252
NDC分類 486.5
基本件名 かめむし
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2017年12月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025797252

著者紹介

細川 貴弘(著者):九州大学大学院理学府生物学専攻博士後期課程修了。同大学大学院理学研究院生物科学部門助教、博士(理学)。専門は進化生物学、行動生態学、昆虫学。

内容

カメムシの産卵と孵化においては,新しい生命の誕生と同時に,“母から子への共生細菌の受け渡し”という,もう一つのイベントが繰り広げられている。これがうまくいかないと新しい生命の誕生もなかったことになってしまうという,カメムシにとってはとてつもなく重要なイベントである。なぜそれほどまでに重要なのかというと,カメムシは共生細菌の力に強く依存して生きており,共生細菌がいないと生きていけないからである。つまりカメムシは,どんなに元気な子が生まれても,母親から子への共生細菌の受け渡しがうまくいかないとその子は成長できずに死んでしまう。すなわち新しい生命の誕生はなかったことになってしまうのだ。そして共生細菌を受け渡す方法は,カメムシの種類によって大きく異なる。そんな知られざる,しかし非常に重要なイベントに強く魅了され,「研究ってめっちゃ楽しいなぁ,これはやめられまへんなぁ」とカメムシの研究にのめり込むようになった著者が,研究の楽しさと発見の喜び,そのワクワク感とドキドキ感を込めて,カメムシと細菌の共生という現象の面白さをいきいきと伝える。

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