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【トマ・ピケティ他編 世界不平等レポート 2018】
The World Inequality Report - 2018 '18
Alvaredo, Facundo,
Chancel, Lucas,
Piketty, Thomas,
Saez, Emmanuel,
Zucman, Gabriel
著
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価格
\6,118(税込)
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発行年月 |
2018年07月 |
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出版国 |
アメリカ合衆国 |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
paper |
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ページ数/巻数 |
344 p. |
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ジャンル |
洋書/社会科学/経済学/その他応用経済学 |
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ISBN |
9780674984554 |
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商品コード |
1025800395 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年03月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025800395 |
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内容
本書は不平等の世界的なトレンドに関する、最も信頼できる最新の資料です。本書は、不平等の研究において世界を代表する経済学者により研究・編集・執筆されています。あらゆる政策立案者や学者にとって必須となりうる情報や分析を提供しており、その明確さと詳細さは他の資料と比べ物になりません。
最も裕福な人々の取り分が世界中のほぼすべての地域で急激に増大し、その他の人々は以前に増して貧しくなっており、特に西洋において、多くの生活困窮者は不景気を経験しています。そのため、不平等は公共の場で中心的に議論されるテーマとなっています。結果として生じた政治的・社会的圧力は、政府に対し解決の困難な新たな課題をつきつけ、このような事情から信頼できるデータへの差し迫った必要性が生じています。パリ経済学校の世界不平等研究所とカリフォルニア大学バークレー校は、全世界の所得と富の蓄積と分配に関する近年のトレンドを整理することにより、これらのデータの必要性に応えています。研究所の最初の報告書である本書は、中国やインド、ブラジルといったこれまで情報が入手し難かった主要国のデータを含め、研究所が集めた資料を分析しています。これまで貧しかった国々が西洋諸国に追いつくことで、国家間の不平等は減りつつあります。しかしこの報告書では、国内の不平等がそのプロセスの違いに依らず、ほぼ全ての国においてますます深刻化していることが示されており、不平等の形成において制度的・政策的枠組みが重要であることが示唆されています。
本書は、現代の政治学と経済学において、最も喫緊かつ異論のあるこの学術領域に関心を持っている読者にとって、重要な文献となるでしょう。