第2版の本書は新たな内容を掲載しつつ完全に改訂され、大衆向けのソーシャルメディアやクッキー、サイバー攻撃といった最新の話題とともに、会計や差別、環境への配慮、マネジメントといった古典的な課題に取り組んでいます。本書は、近年の倫理的問題について詳細な探究を行っています。例えば、欧米のリテール業者に供するため許されているオフショア工場での危険な労働環境や、過失による2010年のBPの原油流出、アップルによる旧来の税制の活用、性別による賃金格差、最低賃金論争、拡大している収入の不均衡、アメリカとその他の諸国の膨大な政府債務とそれが社会に与える課題、さらに世代間の富の移転を促す社会的倫理観への少なからぬ影響について考察を行っています。
主な特徴として、以下の項目を収録しています。
・全7巻を構成する、この分野を代表する研究者による1200を超える項目
・学生に詳細な資料を案内するための相互参照と文献紹介
・一般的な題目から関連する項目をグループ分けしたテーマごとの読者案内
・電子版では完全な閲覧・検索機能を備えた索引