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ヴァルター・ベンヤミン/グレーテル・アドルノ往復書簡~1930-1940~

ヴァルター・ベンヤミン, グレーテル・アドルノ  著

ヘンリー・ローニツ, クリストフ・ゲッデ  編
伊藤 白, 鈴木 直, 三島 憲一  翻訳
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価格 \8,580(税込)         

発行年月 2017年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 396p,6p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/ドイツ文学
ISBN 9784622079897
商品コード 1025924905
NDC分類 945.7
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2017年12月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025924905

著者紹介

ヴァルター・ベンヤミン(著者):1892〜1940年。ベルリン生まれ。パリに亡命、フランクフルト大学の国外に出た社会研究所所員となる。
グレーテル・アドルノ(著者):1902〜93年。ベルリン生まれ。テオドーア・アドルノの妻。

内容

20世紀の知的アヴァンギャルドとして輝きを放ちつづけるベンヤミンと、やがて彼の盟友テオドーア・アドルノの妻となるグレーテル。二人が交わした180通の書簡を集成する。「わたしは子供を産むことはないでしょうから、あなたを養子にします」(グレーテル、1933年)。ナチ党の政権奪取後、グレーテルは亡命したベンヤミンを文通と送金によって精神的、経済的に支えつづけた。ベンヤミンはグレーテルに、読書や執筆の計画、アイデアを書き送った。困窮、孤独や不安も隠さなかった。実現しなかった企画、掲載されなかった原稿、もつれる人間関係……手紙には、研究対象を追い求める不器用なベンヤミンの姿が表れる。「早くお返事をください。あなたがいてくださることを、今またとても必要としています」(ベンヤミン、1939年)戦争勃発後、行き場をなくしたベンヤミンは死の数か月前、20年間の突破口である考えを書きとめた、それをあなたに手渡したいという意図を、グレーテルに伝えた。のちに「歴史の概念について」と呼ばれるテーゼである。本書は、ベルリンのユダヤ知識人コミュニティの残照を記録し、またベンヤミンが「パサージュ論」やさまざまな原稿を執筆した状況を伝える歴史・思想史上の証言である。秘密の情熱を絶やさないままに、試練に鍛えられた男女の友情の稀有なドキュメントが、困難の中で人間のつながりとは何かを照らし出す。

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