丸善のおすすめ度
例外時代~高度成長はいかに特殊であったのか~
マルク・レヴィンソン
著
松本 裕
翻訳
発行年月 |
2017年11月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
315p,43p |
---|
大きさ |
20cm |
---|
|
ジャンル |
和書/社会科学/経済学/国際経済 |
---|
|
|
ISBN |
9784622086536 |
---|
|
商品コード |
1025924928 |
---|
NDC分類 |
333.6 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2017年12月4週 |
---|
書評掲載誌 |
日本経済新聞 2018/01/13、読売新聞 2018/01/14、読売新聞 2018/12/23 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1025924928 |
---|
著者紹介
マルク・レヴィンソン(著者):エコノミスト、歴史家。専門はビジネスと金融。『エコノミスト』誌の経済学および金融エディターを務めた。著書に「コンテナ物語」がある。
内容
多くの人が望む高度成長は、ふたたび訪れるのだろうか?本書は、第二次世界大戦後の高度成長期がむしろ「例外」であり、現状の低成長こそが「平常」経済であるという見方を、戦後史を丹念にたどることで、裏づけていく。戦後ブームからオイルショックへ、そしてそこから生まれたオイルマネーによる金融危機と政治の右転――1940年代から80年代にかけてのこの巨視的な構図のうえに、西ドイツ経済の黎明期をリードした経済相カール・シラー、FRB議長として1970年代のインフレに対峙したアーサ・バーンズ、OPECを主導したサウジアラビア石油相アハマド・ザキ・ヤマニ、規制緩和を進めたニクソン、フォード政権の米財務長官ウィリアム・サイモンといった、意外な人物を細密に描写することで、一つの原因では説明しつくせない経済の実相が明らかにされる。そこから見えてくるのは、左右を問わない、経済に対する政治の無能な姿だ。長期的視点で、世界経済を把握するために必須の一冊。