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アジア国際産業連関表の作成~基礎と延長~(研究双書 632)
桑森 啓,
玉村 千治
編
発行年月 |
2017年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
4p,204p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/数理経済・計量経済・統計学 |
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ISBN |
9784258046324 |
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商品コード |
1026071059 |
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NDC分類 |
331.19 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年01月2週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026071059 |
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著者紹介
桑森 啓(編者):桑森 啓 アジア経済研究所開発研究センター主任調査研究員
玉村 千治 帝京大学経済学部教授
佐野 敬夫 元岐阜聖徳学園大学経済情報学部教授
内容
アジア経済研究所では、1970年代から40年以上にわたり、アジアの共同研究機関とともに主として東アジアを対象とする国際産業連関表の作成を行ってきた。近年になって、国際機関や欧米の研究機関においても国際産業連関表の作成が行われるようになってきたものの、アジア経済研究所は世界で最も早くから、長期間にわたって本格的な国際産業連関表の作成を開始・継続してきた機関であり、この分野で先駆的な役割を果たしてきた。国際産業連関表の作成は多くの作業ステップに分かれており、各ステップにおいてさまざまな統計情報が必要となるため、その作成には多大なコスト(時間、労力)を要するとともに、さまざまな課題に直面する。アジア経済研究所では、作成経験を重ねる過程で、対象各国におけるデータの整備状況などをふまえつつ、作成上の諸課題を克服しながら国際産業連関表の作成方法を確立し、これまでに30を超える国際産業連関表を作成してきた。とくに、代表的成果であるアジア国際産業連関表(アジア表)については、2005年表が完成した結 果、30年 間にわたる6時点(1975年、1985年、1990年、1995年、2000年、2005年)の表が利用可能となった。
一方、この間、欧米の研究者の間でも、国際産業連関表の作成手法に関する理論的・技術的な検討の蓄積が徐々に進み、近年では、欧米の学術機関や国際機関を中心に、大規模な国際産業連関表の作成も行われるようになってきた。
このような背景から、本書では、アジア表の作成方法について、他の理論的・技術的研究との関連を整理し、関連分野における位置づけや表の特徴を明らかにし、作成方法のひとつの応用としてアジア表の延長推計を試みる。本書はこれらの作業を通じて、これまでに蓄積されてきたアジア経済研究所の国際産業連関表作成に関する知見を、将来に発展的に引き継ぐための資料を整備することを目的としている。また、アジア表の作成手法とその課題を明らかにすることにより、その特徴や限界をふまえたより正確な分析に資することも意図している。