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【多賀秀敏/五十嵐誠一編 準地域主義に関する新国際関係論:アジアとヨーロッパ】

The New International Relations of Sub-Regionalism:Asia and Europe (Routledge Studies on Asia in the World) '18

Taga, Hidetoshi, Igarashi, Seiichi  編
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価格 特価  \33,676(税込)         

発行年月 2018年10月
出版社/提供元
出版国 イギリス
言語 英語
媒体 冊子
装丁 hardcover
ページ数/巻数 240 p.
ジャンル 洋書/社会科学/政治学/国際関係論
ISBN 9781138093256
商品コード 1026279405
国件名 アジアヨーロッパ
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2018年04月
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026279405

著者紹介

Taga, Hidetoshi(編者):Waseda University, JPN
Igarashi, Seiichi(編者):Chiba University, JPN

内容

冷戦の終結とグローバリズムの拡大の背景にあって、これまで見られなかった国際社会の新しい社会単位として、準地域が注目を集めています。1980年代に活発になった地域主義の「第二波」によって、古い地域主義とは質的に異なる新しい地域主義が世界的に広まりました。この「新しい地域主義」は、多元性や複雑性、流動性、非同調性によって特徴付けられ、この新しい地域主義の中で、準地域などの新たなスケールの空間が世界の様々な地域で形作られているという事実を見逃すことはできません。ウェストファリア条約以後から途切れず続いてきた主権国家体制は一変されつつあり、この背景において、新しい社会単位としての準地域の増加はウェストファリア後の国際秩序の到来を示唆しています。

本書は、国際社会の新しい社会単位としての準地域に焦点を当てており、日本の大学とタイのチェンマイ大学を主に、約20名の研究者による過去10年の丁寧なフィールドワークや共同研究の研究成果に基づいています。ここで説明されている準地域の多くは、複数の国家、国家と国内の地域、国内の二つ以上の地域(しばしばミクロ地域と呼ばれています)といった国際的な越境空間や特定の地域の内部単位を指しています。このような準地域は冷戦終結後に全世界の様々な地域で形成されてきました。しかしながら、準地域に関する研究は既存の地域主義の研究において未開拓の分野でした。これまであった数少ない研究は準地域の経済的側面に主たる焦点が当てられていました。これに対して、本書はアジアの準地域(特にメコン地域とヨーロッパ)に焦点を当て、政治学と国際関係論の視点から調査しており、国際社会の新しい社会単位としての準地域の政治的側面を切り開くことにより新しく代替的な国際関係論を確立し、従来の国際関係論にパラダイムシフトをもたらすことを試みています。準地域の政治的側面の理解するため、本書は、準地域と国家戦略、準地域におけるボトムアップの側面、準地域と国境といった主に3つの側面に焦点を当てています。

目次

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