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ジェネリック~それは新薬と同じなのか~
ジェレミー・A.グリーン
著
野中 香方子
翻訳
発行年月 |
2017年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
6p,378p,89p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/薬学/医薬品情報・行政 |
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ISBN |
9784622086512 |
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商品コード |
1026295956 |
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NDC分類 |
499.1 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2018年02月1週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2018/02/04、日本経済新聞 2018/02/10 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026295956 |
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著者紹介
ジェレミー・A.グリーン(著者):1974年生まれ。医師、医学史家。ジョンズ・ホプキンス大学医学史部門准教授。レイチェル・カーソン賞およびエドワード・クリーマーズ賞を受賞。
内容
ジェネリック薬とは、先発薬と有効成分の化学構造が同じ医薬品のこと。先発薬の特許満了後に発売される。開発にかかる費用が少ないため、低価格で販売できるのが強みだ。ジェネリック薬は先発薬と同じ効き目があるとされるが、この「同じ」をめぐっては激しい論争があった。有効成分は同じだが、形や添加剤などが違っており、先発薬と「まったく同じ」ではない。それはどの程度重視すべきものなのか。同等性の根拠をどこにおけばよいのか。半世紀前はいかがわしい薬とみなされていたジェネリック薬が現在の地位を得るまでには、臨床、消費、政治、法律をめぐって様々な攻防があった。ジェネリックはきわめて社会的な薬といえる。〈ジェネリックは問題の種なのか、それとも解決策なのか――明らかにその両方だ〉。ジェネリックの誕生から社会に定着するまでの全体像を描いた本書は、ジェネリックの歴史をはじめて明らかにした書物として、高く評価されている。