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中世・近世堺地域史料の研究(日本史研究叢刊 32)
矢内一磨
著
発行年月 |
2017年12月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
6p,360p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/日本史 |
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ISBN |
9784757608542 |
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商品コード |
1026349367 |
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NDC分類 |
216.3 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年01月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026349367 |
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著者紹介
矢内一磨(著者):1964年 兵庫県たつの市生まれ
1992年 同志社大学大学院文学研究科文化史学専攻博士課程(後期)研究指導修了
2011年 同志社大学より博士(文化史学)授与
2011年 全国大学国語国文学会学会賞受賞
現在 堺市博物館学芸員
〔主要著書・編著書〕
『一休派の結衆と史的展開の研究』(単著、思文閣出版、2010年)、『鹿王院文書の研究』(共著、思文閣出版、2000年)、『大阪の歴史力』(分担執筆、農山漁村文化協会、2000年)、村田路人・服部敬編 大阪狭山市史第五巻『史料編狭山池』(分担執筆、大阪狭山市役所、2005年)、村田路人・藪田貫編 大阪狭山市史第三巻『史料編近世』(分担執筆、大阪狭山市役所、2010年)、芳澤勝弘監修『別冊太陽233 一休』(分担執筆、平凡社、2015年)
内容
自治体史の白眉と謳われる正続『堺市史』において全くの空白、もしくは不十分であった部分の史料と論点を紹介・考察。堺の中世・近世の地域史に新しい成果を提示する。
《新史料の紹介・研究》
第二部第一章では、近世初期堺地域の寺院復興の貴重な一次史料である大徳寺龍光院蔵・大通庵復興普請文書の翻刻と研究を行い、第二部第三章では堺奉行浅野長恒史料より「堺手鑑」と付図を取り上げ、その歴史的意義を論じる。
《史料の新たな価値に光をあてる》
第一部で取り上げる妙國寺の日珖筆「己行記」は従来知られていた史料であるが、紙背文書の解読により三好一族と日珖との関係や日珖の布教活動の実態など、新しい成果を提示する。
《歴史地震記録に関わる論文も収録》
第二部第五章・第六章では、現在の堺市域の真宗寺と光念寺にそれぞれ残された安政年間の地震発生当初に記録された古文書の翻刻と訳文を掲載。重要性を増す歴史地震研究の蓄積を目指す。