内容
人気作家イーユン・リーは若き日、北京の食品マーケットに隣接する隠れ家のような書店に通いつめ、「あれほど多くの魔法をもたらしてくれた本屋はほかになかった」という。世界の注目作家15人が書店との紐帯を明かした本書は、から集められた原稿を一冊に編んだアンソロジー。ワシントンDC、ベルリン、ナイロビ、イスタンブールまで、万華鏡のような書店の魅力を伝える。目次そこでちょっと立ち止まる――編者による序文 ヘンリー・ヒッチングズ本屋の時間 アリ・スミスこの世のどこにもない本 アンドレイ・クルコフヘラクレスの柱 イアン・サンソムふたつの本屋の物語 フアン・ガブリエル・バスケスライトナーとわたし サーシャ・スタニシチおとぎ話はいつも幸せな結末をくれる イーユン・リー蛇を退治するときは…… アラー・アル・アスワーニー憧れ――何かが起こるナイロビの本屋 イヴォーン・アジアンボ・オーウーアー雪の日 マイケル・ディルダある会話 ダニエル・ケールマンラ・パルマヴェルデ ステファノ・ベンニ発展の時代の本屋 パンカジ・ミシュラ親しみがあるということ ドロテ・ノルスボヘミア・ロード イアン・シンクレア物語がわたしの故郷 エリフ・シャファク訳者あとがき 浅尾敦則著者略歴