本書は、さまざまな医療環境における、最新のエビデンスに基づく健康（ウェルネス）重視の高齢者看護について紹介するテキストブック、改訂第8版です。
全面的に改訂・アップデートされ、老化の生理学的／心理社会的側面だけでなく文化的適応力、法的問題、倫理的問題についても理解できる内容となっています。
著者が提唱する定評あるFunctional Consequences Theory for Promoting Wellnessin Older Adults（高齢者の健康促進における機能的結果理論）モデルを中心に、老化や疾患などによって限られたコンディションの中でも、高レベルの機能と生活の質を促進するための積極的な看護介入について解説します。

【本書の特徴】
・科学技術的な介入による高齢者の健康促進について解説するコラム、Technology to Promote Wellness in Older Adults（高齢者の健康促進のための科学技術）
・高齢患者ケアの管理における他の医療専門職との協働に焦点を当てた、Interprofessional Collaboration（専門職連携恊働：IPC）
・質の高い高齢者看護として認められている国際的アプローチを紹介するコラム、Grobal Perspective（世界的視点）
・得た知識を現実の患者との関わりに役立てられる、全米看護連盟によって執筆されたUnfolding Patient Stories（患者のストーリーを紐解く）
・さまざまな医療環境でケアを必要とする患者への対応に役立つ、Transitional Care Unfolding Case Study（移行ケアのケーススタディ）
・看護理論の実践への適用を促すCase Studies（各所に組み込み、あるいは独立した形で提示されるケーススタディ）
・知識やスキルをケアプランに適用するのに役立つQuality and Safety Education in Nursing（看護における質と安全の教育：QSEN）の例
・効果的な健康重視の看護実践に役に立つアプローチやツールを詳細に解説するAssessment（アセスメント）、Intervention（介入）、Evidence-Based Practice（エビデンスに基づく実践）、Cultural Considerations（文化的考察）、Diversity Note（多様性について）、Caregiver Wellness（介護者の健康）などのコラム
・テキストに対応するウェブページで関連リソース、論文、エビデンスに基づくガイドラインなどにアクセスできるOnline Learning Activities（オンライン学習アクティビティ）