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【松岡美里著 ヘゲモニーと日米同盟】
Hegemony and the US‒Japan Alliance(The University of Sheffield/Routledge Japanese Studies Series) H 198 p. 18
Matsuoka, Misato
著
発行年月 |
2018年07月 |
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出版国 |
イギリス |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
198 p. |
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ジャンル |
洋書/社会科学/政治学/比較政治・各国の政治(史) |
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ISBN |
9781138303478 |
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商品コード |
1026573937 |
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国件名 |
日本/
アメリカ合衆国
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年05月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026573937 |
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内容
日米同盟が重要度を増しているという見解は広く認知されています。この見解を裏付ける大きな要因として、アジア太平洋地域の新たな脅威があり、中国の強大化と北朝鮮の独断的な行動が日米同盟をさらに強固なものにしています。しかし本書では、これらの要因が本当に、二国間の長期的な同盟関係を決定づける唯一の要因なのかについて、疑義を唱えています。
本書は、ネオ・グラムシ主義の視点を通して分析された先駆的な文献であり、日米同盟の複雑な政治的ダイナミズムを紐解いています。同盟の概念をヘゲモニーと関連付けるという革新的な試みを行い、アメリカによるこの地域の支配と日本への関わりを調査しています。既存の学問に基づき、日本のアメリカへの継続する依存関係と米軍基地周辺の住民への負担の長期化が、冷戦後における同盟関係の持続性に与える影響を調査しています。したがって本書は、同盟の政治的な本質やこの地域におけるアメリカのヘゲモニーを分析するための、国際関係論の分野におけるオルタナティブな理論と研究ツールを提示しています。
本書は、日本政治や外交政策立案とともに、国際関係論や安全保障学全般を専攻する学生や研究者にとって有益です。