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QBism~量子×ベイズ-量子情報時代の新解釈~

H. C. フォン・バイヤー  著

松浦 俊輔  翻訳
木村 元  他
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \3,080(税込)         

発行年月 2018年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 10p,238p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/理工学/物理学/理論物理学
ISBN 9784627156319
商品コード 1026595654
NDC分類 421.3
基本件名 量子力学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2018年04月2週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026595654

著者紹介

H. C. フォン・バイヤー(著者):ウィリアム・アンド・メアリー大学名誉教授
木村 元(他):芝浦工業大学准教授 博(理)

内容

「もやもや」「奇妙」「気味が悪い」……。
誕生からもうすぐ1世紀、その正しさと有用性が証明され続けてきたにもかかわらず、いまだに「直観的理解が難しい」と言われる量子力学。これまで様々な「解釈」が提案されてきたなか、いま脚光を浴びている新解釈がある。
21世紀の量子情報技術を背景に誕生した、「QBism(キュービズム)」だ。

QBism(Quantum Bayesianism=量子ベイズ主義、「QBイズム」、「Qビズム」とも)は、量子力学に現れる確率を「ベイズ主義的」に解釈する。すると「波動関数」や「観測者」は新たな意味を帯び、長年のパラドックスにも新しい光があたる。

・量子力学をベイズ主義的に解釈するとはどういうことか?
・それによって量子の奇妙さはどう解消されるのか?
・QBismは科学的世界観にどんな変更をもたらすのか?

この解釈に出会うまで、自身もまた「量子の奇妙なところ」に悩んできた理論物理学者が、「量子」「ベイズ」そして「QBism」の世界を案内する。

「ハンス・クリスチャン・フォン・バイヤー氏は、本書ですばらしい仕事を成し遂げた。私は幸運にも、人生で2度、QBismについて学ぶことができた。1度目は険しい道のりだった。私は仲間とともに、形成中の理論を細部にわたって議論し、検証につぐ検証を重ね、打ち壊しては作り直した。そこにたどり着くまでには、自らの世界をひっくり返さなければならなかった。しかし2度目の、フォン・バイヤー教授の優れた解説で改めてそれを学ぶという経験は、純粋に楽しいものだった。彼が説明に用いる多くの表現は、示唆に満ちた珠玉のもので、私自身は決して編み出すことはできなかっただろう。いまや私は、この主題をどう教えればよいのかようやく分かった気がしているし、これ以上の理解の仕方はないと信じている。」(クリストファー・A・フックス、物理学者、マサチューセッツ大学ボストン校教授、QBism誕生の立役者)

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