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「愛の時代」のドイツ文学~レンツとシラー~
菅 利恵
著
発行年月 |
2018年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
273p,25p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/ドイツ文学 |
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ISBN |
9784779124501 |
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商品コード |
1026623186 |
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NDC分類 |
940.26 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年04月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026623186 |
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著者紹介
菅 利恵(著者):すが・りえ
三重大学人文学部文化学科准教授。
【著書】
『ドイツ文化を担った女性たち
──その活躍の軌跡』
(共著、鳥影社、2008年)、
『ドイツ市民悲劇とジェンダー
──啓蒙時代の「自己形成」』
(彩流社、2009年)。
内容
恋愛、家族愛、祖国愛──
18世紀の啓蒙時代、近代化の中で孤立した人々が求めたのは、
宗教でもナショナリズムでもなく「愛」だった。
宗教的な枠組みがゆらぎ、近代化の中で孤立した「わたし」を
「人間的なもの」につなぎとめ、理想主義的な自己像の支えとなった愛は、
国民意識の形成過程にどのように組み込まれたのか。
「愛の時代」からナショナリズムの時代への移行はどのようなものだったのか。
ドイツ語圏の啓蒙時代を新しく「愛の時代」ととらえ、
レンツ(1751-92)とシラー(1759-1805)のテクストを
中心に「愛の時代」に生まれたさまざまな言説を分析。
市民知識層のアイデンティティ形成の主軸が
「道徳」から「ナショナリズム」へ変化した過程を
批判的に再構築する。