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外地巡礼~「越境的」日本語文学論~
西 成彦
著
発行年月 |
2018年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
303p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784622086321 |
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商品コード |
1026629315 |
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NDC分類 |
910.263 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年02月4週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2018/02/18、日本経済新聞 2018/03/17 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026629315 |
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著者紹介
西 成彦(著者):1955年岡山県生まれ。兵庫県出身。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化博士課程中退。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。日本比較文学会会長。
内容
「冷戦の影響がいまでも深く刻みこまれている〈東アジア〉において〈歴史〉も〈文学史〉も何もかもが流動的、そして進行形である。そして、それがまさに〈進行形〉であることを最もはっきりと示しているのが各〈語圏文学〉のまさに周縁に位置している〈マージナルな文学〉なのである。旧来の〈日本文学〉がどこまでも〈定住民の文学〉でしかありえなかったなかに、今日の〈日本語文学〉という広域的な人間の移動を背景にした〈移動民の文学〉を先取りするようなさまざまな様態がすでに刻みこまれていたということ(…)。リービ英雄や楊逸や温又柔らの華々しい登場は、けっして〈現代〉にのみ特徴的なものではない」舞台は旧植民地・占領地のみならず北海道・沖縄から南北アメリカの移住地まで。「日本語使用者が非日本語との不断の接触・隣接関係を生きるなかから成立した文学」、すなわち「〈外地の日本語文学〉という問題を過去に封じこめることなく、今日的な問題としてあらためて引き受けること」。ポーランドのイディッシュ文学、カリブ海のクレオール文学、英語で書くコンラッド、ドイツ語で書くカフカ、アルゼンチンのゴンブローヴィチ、日本のハーン…。マイノリティの言語・文学、あるいは異言語・異文化接触による文学的創造を一貫してたどりつづけてきた著者による「日本語文学史」書き換えの試み。