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【神田豊隆著 日本の対中国冷戦政策】
Japan’s Cold War Policy and China(Politics in Asia) H 306 p. 19
Kanda, Yutaka
著
発行年月 |
2019年12月 |
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出版国 |
イギリス |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
hardcover |
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ページ数/巻数 |
306 p. |
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ジャンル |
洋書/社会科学/政治学/比較政治・各国の政治(史) |
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ISBN |
9781138744394 |
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商品コード |
1026737853 |
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国件名 |
日本/
中華人民共和国
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年05月 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026737853 |
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内容
冷戦の国際政治は1960年から1972年の間、特に東アジアにおいて、米国とソビエト連邦を中心とした二極構造から、より複雑な状況へと大きな変化を遂げました。1962年のキューバ危機後、ワシントンとモスクワは緊張緩和を加速させることにより、中国が2つの超大国の「馴れ合い」だと認識するに至りました。強大化した中国は、米国と対峙すると同時にかつての同盟国への敵対を表明することにより、1960年代における国際政治の多極化の象徴となりました。中国に対する日本の政策に焦点を当てることにより、著者である神田氏は、日本の指導者達が国際秩序をどのように理解していたのか、また、この国際環境の変化にどのように対応したか調査しています。
本書は、伝統的なヨーロッパ中心の冷戦に対する見解を拡張し、日本がアジアにおいて果たした重要な役割を強調しています。また、第2次世界大戦後の日本の外交パターン、特に中国とソビエト連邦との関係についての洞察を提供しています。本書の歴史考察は、日本や中国、台湾、アメリカ、イギリス、オーストラリア、国際連合の公文書とともに、フランスやドイツの刊行済み外交文書、また、関係者の親書や日記、回顧録の徹底的な分析に基づいています。