戦争の中でアメリカ兵が何をしていたのか、何を見たのか、想像がつく人はほとんどいないでしょう。
　この未曾有の目撃証言の記録は、アメリカ独立戦争からアフガニスタン戦争に至るまでの、およそ250年間の国家史にまたがるアメリカ軍の思想や感情を記録しています。戦争を理解するためには、一次史料を理解することが不可欠です。この優れたコレクションは、歴史を通じて戦時中のアメリカ兵の様々な目撃証言を提供いたします。興味深い実話も掲載されており、アメリカ独立革命、1812年戦争（米英戦争）、インディアン戦争、米墨戦争、南北戦争、米西戦争と米比戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン紛争、イラク戦争を経験した人々の証言などが含まれています。
　現在一般に公開されている戦争の目撃者による証言のほとんどは、軍隊の高い階級に属していた人々によるものです。本書は、歴史的な口述記録を活用することで、士官・将校の証言と下士官兵の証言の間のバランスを取りました。状況毎のエッセーと年表は、読者が記事の時間と場所を理解するのを助けると同時に、戦争に参加したアメリカ人の思考や感情の追体験を促します。

本書の特長
・300人以上の目撃者の証言による歴史を通じて、アメリカの戦争を追体験できる貴重なレファレンスです。
・士官・将校階級の証言から下士官兵の証言まで、バランスよく掲載
・読者が目撃証言を適切なコンテクストで理解できるよう、状況毎のエッセーと年表を掲載
・1941年12月7日の証言約10件を通じ、日本による真珠湾攻撃の詳細を解説します。
・アメリカ独立革命からアフガニスタン紛争まで、250年におよぶ国家史をカバー