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簡潔データ構造(アルゴリズム・サイエンスシリーズ 8)
定兼 邦彦
著
杉原 厚吉,
室田 一雄,
山下 雅史,
渡辺 治
編
発行年月 |
2018年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
11p,215p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/理工学/情報学/プログラミング |
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ISBN |
9784320121744 |
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商品コード |
1026898231 |
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NDC分類 |
007.64 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年04月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1026898231 |
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著者紹介
定兼 邦彦(著者):1971年生まれ。東京大学大学院理学系研究科情報科学専攻博士課程修了。同大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授。博士(理学)。専門はアルゴリズムとデータ構造。
内容
簡潔データ構造とは,データをエントロピーの限界まで圧縮して保存しつつ,検索等の処理を行う際にはあたかも非圧縮のデータに対してアクセスしているように扱えるデータ構造である。データを圧縮することにより,これまでのデータ構造よりも多くのデータを扱えるようになる。扱うデータによっては 1/100 まで圧縮できる。2000年以降,多くの理論的・実用的データ構造が提案されており,ゲノム情報処理等では実際に使われている。 本書は,基本的な簡潔データ構造(ビットベクトル,文字列,木構造等)の理論を説明する。初期の簡潔データ構造は非常に難解なものが多く,実装しても性能の出ないことが容易に想像できたが,後に提案されたものは理論的性能を保ったまま簡単化されており,容易に実装可能であり実際の性能も良い。本書ではそのようなデータ構造を中心に説明しているため,簡潔データ構造を実問題に適用する際の助けになると思われる。