寒冷アジアの文化生態史(東北アジアの社会と環境)
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内容
目次
巻頭言 岡 洋樹 はしがき 高倉浩樹 第1章 北東ユーラシアにおける人類の最寒冷期への適応(鹿又 嘉隆) 北東ユーラシアの自然環境と人類/細石刃とは?/最寒冷期以前のシベリアにける細石刃石器群の出現と生業活動/ユーラシア北東沿岸部の最寒冷期における適応行動/晩氷期直前の人類の長距離移動の証拠/細石刃をもった人々の適応行動の証拠/晩氷期的適応/細石刃石器群が後世に残したもの 第2章 アイヌエコシステムの舞台裏―民族誌に描かれたアイヌ社会像の再考(大西秀之) アイヌ社会をめぐる民族誌モデルの矛盾/民族誌モデルとしてのアイヌ社会像/惣大将・惣乙名と呼ばれたアイヌ首長/アイヌ社会階層化の可能性/アイヌ社会変容の政治生態学 第3章 永久凍土と人類文化の相互作用―東シベリア森林地帯における動的自然・ミクロ環境・進化をめぐる考察(高倉浩樹) 気候変動と適応/地球温暖化と地域社会の適応/シベリアへの環境適応/森林土壌を支えるアラースの形成史/動く人類と人類集団の応答/歴史可能主義的視座からの考察/結論 第4章 西シベリア・タイガ地帯における淡水漁撈とトナカイ牧畜の複合的環境利用(大石侑香) 西シベリアの環境と生業複合/トナカイ牧畜の個人経営化の背景/生業暦と食料資源の補完関係/漁場重視の生業テリトリー/漁撈―トナカイ牧畜の生業技術/漁撈を前提とした牧畜 第5章 生態環境が育む北アジア牧畜の特徴―西アジア牧畜との対比から(平田昌弘) 牧畜の型/北アジア牧畜の二次的展開/北アジア牧畜の型/北アジアの冷涼性 あとがき 高倉浩樹 索引/執筆者紹介
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