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信の哲学~使徒パウロはどこまで共約可能か~<下巻>
千葉 惠
著
発行年月 |
2018年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
16p,491p,29p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/宗教/キリスト教 |
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ISBN |
9784832968370 |
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商品コード |
1027047058 |
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NDC分類 |
193.71 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年04月5週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027047058 |
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著者紹介
千葉 惠(著者):1955年宮城県生まれ。オックスフォード大学人文学科哲学専攻博士課程修了。北海道大学大学院文学研究科教授。著書に「アリストテレスと形而上学の可能性」など。
内容
使徒パウロの「ローマ書」を主な考察対象とし、アリストテレス哲学を共約性規準、共通尺度として立て、その言語哲学により意味論的分析を行う。 それに基づき「ロゴスとエルゴン(理論と実践)」(ローマ書15章18節)の相補性、書簡の無矛盾性、心魂における信の根源性、さらに、現代に至る諸問題への解答を既にパウロが示していたこと等を論じる。 とりわけ、ローマ書根幹部(3章22節)のラテン語訳から始まった誤訳の指摘により、信仰義認論や予定論等多くの神学、哲学論争に終止符を打ち、和解への基礎を築く。 本書は、心魂とその信、理性ならびに生死をめぐる歴史の審判を経た古典のテクスト研究であり、愛に結実する肯定的、創造的生について、共約できる確かなものの解明の手がかりとなる。 ◎著者によるローマ書の新訳を収載。