ホーム > 商品詳細

丸善のおすすめ度

私説児童精神医学史~子どもの未来に希望はあるか~

清水 將之  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間  数量 冊 
価格 \4,180(税込)         

発行年月 2018年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 174p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/小児科学/小児科学
ISBN 9784772416108
商品コード 1027137634
NDC分類 493.937
基本件名 児童精神医学-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2018年05月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027137634

著者紹介

清水 將之(著者):1934年兵庫県生まれ。大阪大学大学院修了。児童精神科医。三重県立こども心療センターあすなろ学園勤務を経て、三重県特別顧問(健康福祉部)。著書に「青年期と現代」「子ども臨床」など。

内容

著者は,50年以上に及ぶ臨床経験をもつ,わが国に於ける児童精神医学の泰斗である。その臨床姿勢は,現場で子どもの生活をまるごと援助することに一貫しており,わが国最初の精神科思春期外来を開設したことでも知られる。本書の中心をなす論考「私説 児童精神医学史」は,内外の文献を渉猟し,自らの臨床体験と結びつけることで,改めて歴史を辿るという行為の大切さを説いている。また,自らも阪神・淡路大震災を経験した立場から,子どもと災害について論及した章は説得力に満ちたものである。「子ども観」は時代とともにさまざまに移ろい,不登校やひきこもり,発達障碍という枠組みも社会変容に沿って新たに捉え直されなければならない。清水は,「〈病気・症状・障害〉に視点を限局させてはならぬ」と繰り返し指摘し,「子どもの暮らしをまるごと視野に入れることが臨床家に求められている」と強調してきた。そのような臨床態度を,著者は〈子ども臨床〉という表現へ集約させてきたのである。

カート

カートに商品は入っていません。