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東南アジアのポピュラーカルチャー~アイデンティティ・国家・グローバル化~
福岡 まどか,
福岡 正太,
井上 さゆり,
ウィンダ・スチ・プラティウィ,
金 悠進,
小池 誠,
坂川 直也,
鈴木 勉,
竹下 愛,
竹村 嘉晃,
津村 文彦,
馬場 雄司,
平田 晶子,
平松 秀樹,
丸橋 基,
盛田 茂,
山本 博之
著
発行年月 |
2018年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
478p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/文化・芸術・社会意識 |
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ISBN |
9784799801673 |
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商品コード |
1027157726 |
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NDC分類 |
361.5 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年05月1週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2018/04/14 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027157726 |
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著者紹介
福岡 まどか(著者):大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は民族音楽学、文化人類学、地域研究(インドネシア)。
福岡 正太(著者):国立民族学博物館人類基礎理論研究部准教授。専門は民族音楽学、地域研究(インドネシア)。
内容
本書は、東南アジアの人々が文化に関わる多様な価値観とどのように向き合っているのか、そうした文化の中で自らをどのように位置づけていくのか、という問題を人類学・地域研究の立場から考察した論文集。17名の執筆者はそれぞれの専門分野の立場からフィールドへ長年にわたって通い続けてきた。その経験を通じて知り得た東南アジアのポピュラーカルチャーを取り巻く現状について書かれている。東南アジア各国はこの数十年で大きく変貌している。インターネットの普及やSNSの広がり、新たな社会で生まれ育った新世代アーティストの活躍など、文化の消費と文化の価値の変化も著しい。こうした現状を把握するために、現在の状況についてのみではなく、その発展の系譜など歴史的変遷についても考察されている。論文集だが、写真やコラムも多く、誰にでも読みやすいように書かれている。東南アジアに関心がある人ならば気軽に興味深く読める。現地を訪れてみたいと考えている人や東南アジアの言語や文化について学んでみたいと考えている人にとっても、貴重な情報源ともなるはずだ。