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ベラスケスのキリスト(叢書・ウニベルシタス 1077)

M.デ・ウナムーノ  著

安倍 三﨑  翻訳
執行 草舟  監修
 品切
       
価格 \2,970(税込)         

発行年月 2018年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 14p,398p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/その他の文学
ISBN 9784588010774
商品コード 1027228742
NDC分類 961
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2018年06月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027228742

著者紹介

M.デ・ウナムーノ(著者):(Miguel de Unamuno) 1864–1936。スペインを代表する哲学者、詩人。バスク地方出身。スペインの憂国の思想、文学、芸術グループである、九八年世代の指導者。オックスフォード大学名誉博士。読書家であり言語の名手であった父親の影響で、幼少から膨大な読書量をこなし、また言語に対する興味を培った。スペイン国内の内戦を幼少より経験、その憂国の思想を形成していった。マドリッド大学文・哲学部に入学し、バスクの起源に関する博士論文を提出。独学で言語を学び、ギリシャ語、ラテン語、ドイツ語、イタリア語、デンマーク語初め17ヶ国語を習得。その言語に対する深い教養が、ウナムーノの膨大な文学作品を生み出した。『ドン・キホーテとサンチョの生涯』で、独自のドン・キホーテ論を展開、その後も『生の悲劇的感情』、『詩集』、『ベラスケスのキリスト』、『霧』など、数々の作品を発表。大きな文学的名声を得て世界的に有名となる。また、36歳にして教授職を務めていたサラマンカ大学の総長に任命され、教育・文筆活動をより一層積極的に行う。1898年の米西戦争と、親交の厚かった憂国の思想家であり外交官のア…
安倍 三﨑(翻訳):1980年、福井県生まれ。東京外国語大学スペイン語学科言語学コース卒業。在学中、セルバンテス、ガルシア・ロルカ等、スペイン文学に関し、牛島信明氏に師事。2年間のサラマンカ留学を経て、2002年、サラマンカ大学外国人コースにてスペイン政府によるスペイン語認定証最上級D.E.L.E. superior取得。現在、戸嶋靖昌記念館 主席学芸員。スペイン・ラテンアメリカ美術史研究会会員。駐日スペイン大使館、スペイン国営セルバンテス文化センターにて、スペインで画業を続けた洋画家 戸嶋靖昌の展覧会企画、運営に携わる。『情熱の哲学──ウナムーノと「生」の闘い』(佐々木孝著、法政大学出版局)内論文「ウナムーノと漱石」翻訳。佐々木孝、ホアン・マシアにウナムーノ研究師事。
執行 草舟(監修):1950年、東京都生まれ。立教大学法学部卒業。実業家、著述家、歌人。ウナムーノの哲学思想に深く影響を受け、独自の生命論を確立し、実業に生かしている。また、戸嶋靖昌記念館 館長、執行草舟コレクション主宰を務める。蒐集する美術品には、安田靫彦、白隠、東郷平八郎、南天棒、山口長男、平野遼等がある。洋画家 戸嶋靖昌とは、深い親交を結び、画伯亡きあと全作品を譲り受け、記念館を設立。駐日スペイン大使館等と協力の元、戸嶋靖昌の展覧会を実施。また、コレクションを千代田区麴町の展示フロアで公開している。 著書に、『「憧れ」の思想』『おゝポポイ!』(以上、PHP研究所)、『生くる』『友よ』『根源へ』(以上、講談社)、『孤高のリアリズム』『憂国の芸術』『生命の理念 Ⅰ/Ⅱ』(以上、講談社エディトリアル)、『魂の燃焼へ』(共著/イースト・プレス)、『耆に学ぶ』(共著/エイチエス)、『見よ銀幕に』(戸嶋靖昌記念館)等、また『情熱の哲学──ウナムーノと「生」の闘い』(佐々木孝著、法政大学出版局)を監修。日本菌学会終身会員。

内容

1920年に公刊されたウナムーノ長篇詩作品の代表作。ベラスケスのキリスト像が喚び起こす観想を通じてスペイン精神の深層と人間の運命を歌い上げ、『神曲』や『失楽園』の伝統にもつらなるヨーロッパ文学の知られざる傑作が、格調高い日本語でついに本邦初訳! 周到な注釈とホアン・マシア氏の解説を付し、日本・スペイン外交関係樹立150周年、サラマンカ大学創立800周年を記念して刊行!

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