ホーム > 商品詳細

書評掲載
丸善のおすすめ度

大正=歴史の踊り場とは何か~現代の起点を探る~(講談社選書メチエ 674)

鷲田 清一, 佐々木 幹郎, 山室 信一, 渡辺 裕  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \1,870(税込)         

発行年月 2018年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 268p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784065116395
商品コード 1027378462
NDC分類 210.69
基本件名 日本-歴史-大正時代
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年06月4週
書評掲載誌 毎日新聞 2018/06/17、日本経済新聞 2018/07/21
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027378462

著者紹介

鷲田 清一(著者):1949年生まれ。京都市立芸術大学学長。せんだいメディアテーク館長。哲学者。臨床哲学を探究する。著書に『現象学の視線』『モードの迷宮』『じぶん・この不思議な存在』『ぐずぐずの理由』『聴くことの力――臨床哲学試論』などがある。
佐々木 幹郎(著者):1947年生まれ。詩人。中原中也研究の第一人者。詩と音楽のコラボレーション、オペラの脚本も手がける。詩集に『蜂蜜採り』『明日』など、評論に『東北を聴く――民謡の原点を訪ねて』『中原中也――沈黙の音楽』などがある。
山室 信一(著者):1951年生まれ。2015年まで京都大学人文科学研究所所長を務め、現在は名誉教授。近代法政連鎖史研究者。著書に『キメラ』『憲法9条の思想水脈』『複合戦争と総力戦の断層』『アジアびとの風姿――環地方学の試み』などがある。
渡辺 裕(著者):1953年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科教授。専攻は美学芸術学、文化資源学。著書に『歌う国民――唱歌・校歌・うたごえ』『感性文化論――〈終わり〉と〈はじまり〉の戦後昭和史』などがある。

内容

大正時代、都市化の進行や人々の意識の変化は、明治に始まった「官製の近代化」とは質の違う近代を歩み始めたのではないか。新しい社会・思想の源があったのではないか。「震災」「民生」「学区」「趣味」「娯楽」「サラリーマン」「職業婦人」「専業主婦」「地方(ぢかた)」「自由」など、この時代の言葉に着目、その発生や流行の社会状況を立ち上がらせながら、現代の社会や暮らし方の起点となった時代を読み解く。


1910年代~1920年代に現れた大きな転換期「大正」。その元号と重なるように日本・世界が動き出した。
第一次世界大戦と大恐慌によって世界の各地域が同期化する一方、同じうねりに巻き込まれつつ日本では関東大震災が「足下」を崩壊させる。
都市化の進行や人々の意識の変化は、明治に始まったいわば「官製の近代化」とは質の違う近代を歩み始めたのではないか。民に焦点を合わせることで、そこに孕まれていたいろんな可能性が見えてくるのではないか。
「震災」「民生」「学区」「趣味」「娯楽」「サラリーマン」「職業婦人」「専業主婦」「地方(ぢかた)」「自由」など、この時代の言葉に着目、その発生や流行の社会状況を立ち上がらせながら、現代の社会や暮らし方の起点となった時代を読み解く。

目次

カート

カートに商品は入っていません。