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歌麿『画本虫撰』『百千鳥狂歌合』『潮干のつと』(講談社選書メチエ 675)

喜多川 歌麿  著

菊池 庸介  編
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価格 \1,760(税込)         

発行年月 2018年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 173p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/彫刻・絵画
ISBN 9784062586788
商品コード 1027382769
NDC分類 721.8
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年06月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027382769

著者紹介

喜多川 歌麿(著者):1753(宝暦3)?-1806(文化3)。本名北川勇助。江戸後期の浮世絵師。鳥山石燕に師事、喜多川派の祖。初号豊章。版元蔦屋重三郎の後援を受け、独自の美人画、とりわけ大首絵のジャンルを確立。
菊池 庸介(編者):菊池庸介(きくち・ようすけ)
福岡教育大学教授。日本文学。著書に『近世実録の研究―成長と展開―』(汲古書院)。

内容

習作期の新進絵師・喜多川歌麿、ブームを経て定着していた「天明狂歌」、そこに目を付けた新興版元・蔦屋重三郎。これらを組み合わせたら――こうして生まれた「狂歌絵本」のうち、『画本虫撰』『百千鳥狂歌合』『潮干のつと』の「歌麿三部作」を翻刻。美人絵の代名詞・歌麿の描く「虫・鳥・貝」と唐衣橘洲ら「狂歌三大人」を初めとする狂歌のコラボが、得体の知れない迫力を生む。


時は天明、寛政の改革前の江戸。
まだ習作に励み画力を磨いていた新進気鋭の絵師・喜多川歌麿。
一方文人たちの遊びか本気かの試みが大成功、すっかり江戸に定着していた「天明狂歌」。
そこに遊び心か商魂か、目を付けた新興版元・蔦屋重三郎。
これらを組みあわせたら――江戸中期のコラボ企画「狂歌絵本」はこうして生まれる。

本書はそのうち歌麿三部作と呼ばれる『画本虫撰』(えほんむしえらみ、1788)、『百千鳥狂歌合』(ももちどりきょうかあわせ、1789)、『潮干のつと』(しおひのつと、同)を選書サイズで翻刻。美人絵の代名詞・歌麿の描く「虫・鳥・貝」は、大胆な筆致と実験的な印刷技術により、美しくも得体の知れない迫力を生み出している。唐衣橘洲・四方赤良・朱楽菅江「狂歌三大人」を初めとする狂歌は、後半に作品内の同じ位置に活字に変え配し、語釈を加えたものを併録。そして解説では歌麿、蔦重、そしてそれらの時代背景について説明する。

才能と時代の幸せな出会い。ある一時期、その場その時にしか生まれない勢い。若いときにしか、できないことがある。歌麿が大首絵を創出、美人絵の大家に上りつめるのは、まだ少し先の話。

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