ダルク~回復する依存者たち~
内容
目次
はじめに 第1部 回復 第1章 これからの回復支援――ダルクの向かう未来[中川賀雅(長崎ダルク)] 1 My story 2 To recovery 3 Tries to continue our journey 第2章 私たちの回復とは[加藤武士(木津川ダルク)] 1 薬物依存者相互援助の歴史 2 ダルクの特徴とは 3 回復の4つの側面 4 病気か犯罪か 5 ミーティング 6 サポートとスピリチュアリティ 7 アディクションの対極はコネクション 8 多様な回復 9 おわりに 第3章 回復の主体性[市川岳仁(三重ダルク)] 1 はじめに 2 回復とエンパワーメント 3 環境が回復を育てる 4 奇跡の人 5 ダルクスタッフの職業アイデンティティ 6 最大の危機と新たな役割 第4章 回復の役割[幸田実(東京ダルク)] 1 仲間の中での役割(誰もが誰かの役に立つ) 2 当事者同士だからこそできること 3 ダルクで働くということ(入寮者からスタッフへ) 4 先駆者たちから受け継ぐもの 5 前例がないからこそできること 6 時代がダルクを追い越してゆく? 7 役割分担 第5章 ダルクの独立性[飯室勉(仙台ダルク)] 1 ダルクとの出会い 2 ダルク創設者・近藤恒夫の流儀 3 ダルクと一般的な組織の違い 4 「横の関係」の問題点 5 これまでとこれから 6 ダルクの独立性 7 まとめ 第2部 実践 第6章 初期施設でのプログラム――藤岡モデル[山本大(藤岡ダルク)] はじめに 1 生活訓練 2 プログラム 3 就労支援 まとめ 第7章 回復支援施設における階層式プログラムの実践[栗坪千明(栃木ダルク)] はじめに 1 栃木ダルクの沿革 2 利用者の動向 3 理想的な回復とテーマ 4 階層式プログラム 5 ロールモデル 6 リビングスキル 7 就労支援 8 家族支援 9 事例紹介 10 その他の事業と他機関連携 11 総論・課題 おわりに 第8章 施設運営――山梨ダルクの実例[佐々木広(山梨ダルク)] はじめに 1 山梨ダルクの黎明期 2 山梨ダルク誕生期 3 山梨ダルク成長期 組織・事業の二分化――NPO法人山梨ダルク・山梨ダルク本部設立 4 「甲府市地域活動支援センター」スタート 5 支援団体について 6 こんにちの山梨ダルク 7 現在の問題点と課題 おわりに 第3部 連携 第9章 司法との連携[森亨(北海道ダルク)] 1 刑務所の経験 2 ダルクの生活の中で 3 北海道ダルクがスタートして 4 刑務所内の薬物依存離脱指導(R1) 5 刑の一部執行猶予制度 余談 第10章 医療との連携[白川雄一郎(千葉ダルク)] 1 従来のダルクと精神科医療機関との連携 2 千葉ダルクと医療機関との連携 3 下総精神医療センターとの連携 4 館山病院との連携――チバープ(認知行動療法)について 5 千葉県の精神保健福祉センターとの連携 総括 第11章 地域福祉との連携――重複障害の視点から[市川岳仁(三重ダルク)] はじめに 1 薬物依存者の生きづらさ 2 障害者総合支援法とダルク まとめ――依存症ネットワークの必要性 近藤恒夫との対話――これからの回復支援 ダルクは当事者が当事者とともにやっていく場所 ダルクが組織ではない、というのはどういうことか ダルクの活動と「余計なおせっかい」 今再び、ダルクのスピリットを共有する必要がある 特別寄稿 薬物依存症からの回復とダルク[成瀬暢也(埼玉県立精神医療センター副院長・埼玉ダルク理事)] はじめに 1 薬物依存症とは 2 薬物依存症の治療 3 これまでのわが国の依存症治療の問題点 4 海外で実践されている心理社会的治療 5 薬物依存症の背景にあるもの 6 薬物依存症からの回復とは 7 ダルクが示していること 8 ダルクの役割と課題 9 これからの回復支援 おわりに おわりに
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