丸善のおすすめ度
皇室の風~宮中取材余話~
岩井 克己
著
発行年月 |
2018年07月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
648p |
---|
大きさ |
19cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/日本史 |
---|
|
|
ISBN |
9784065123058 |
---|
|
商品コード |
1027579324 |
---|
NDC分類 |
288.4 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2018年09月1週 |
---|
書評掲載誌 |
朝日新聞 2018/09/29 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027579324 |
---|
著者紹介
岩井 克己(著者):岩井克己 (いわい・かつみ)
1947年富山県生まれ。ジャーナリスト。慶應義塾大学経済学部卒業。1971年朝日新聞社入社。北海道報道部、東京本社社会部などを経て、1994年から2012年まで朝日新聞編集委員、同年5月退社。「紀宮さま婚約内定」の特報で2005年度新聞協会賞を受賞。著書に『侍従長の遺言』(聞き書き・解説/朝日新聞社/1997年)、『天皇家の宿題』(朝日新書/2006年)、『皇室一五〇年史』(共著/ちくま新書/2015年)など、監修に『徳川義寛終戦日記』『卜部亮吾侍従日記」(いずれも朝日新聞出版刊)などがある。
内容
本書は雑誌『選択』に2008年から10年にわたって今も連載されているコラム「皇室の風」を書籍化するものです。いまや天皇による退位の表明がなされ、「平成」はカウントダウンの段階に入りました。この30年がわが国の歴史においていかなる時代であったのか、社会の変動と皇室がどうかかわってきたのか、そしてきたるべき新元号のもと、皇室と日本はどうなっていくのかを展望します。
本書は雑誌『選択』に2008年から10年にわたって今も連載されているコラム「皇室の風」を書籍化するものです。
連載第1回で著者はこう記しています。
「『帝国の統治権の総攬者』から『平和と民主主義の象徴』へと変わったが、あたかも座標軸が大きく転換しても動かぬ「原点」のように天皇はこの(皇居の)中からお濠の外を見続けてきた。
この二十余年、皇居では昭和天皇の大喪、現天皇の即位礼、太古の宗教儀式・大嘗祭、皇太子結婚など国家的イベントがあった。皇室や仕える人々の悲喜こもごものドラマもあった。今も進行中だ。天皇は皇后とともに、座標軸とそれで区切られる数々の象限を見つめ、時に悩み、引き裂かれる思いにとらわれながら戦い続けてきたように感じる」
それからさらに十年のうちに、東日本大震災があり、そしてついに退位の表明がなされ、「平成」はカウントダウンの段階に入りました。
この30年がわが国の歴史においていかなる時代であったのか、社会の変動と皇室がどうかかわってきたのか、そしてきたるべき新元号のもと、皇室と日本はどうなっていくのかを展望します。