ホーム > 商品詳細

書評掲載
丸善のおすすめ度

風の演劇~評伝別役実~

内田 洋一  著

在庫状況 お取り寄せ  お届け予定日 10日間  数量 冊 
価格 \4,620(税込)         

発行年月 2018年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 357p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784560096505
商品コード 1027938830
NDC分類 912.6
個人件名 別役/実
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年09月4週
書評掲載誌 毎日新聞 2018/09/09、読売新聞 2018/09/23、朝日新聞 2018/11/03、毎日新聞 2018/12/16
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1027938830

著者紹介

内田 洋一(著者):1960年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。日本経済新聞社編集委員。著書に「あの日、突然遺族になった」「風の天主堂」など。

内容

日本の演劇を塗り替えた劇作家の半生 日本のベケットとも称賛され、はじめてわが国の不条理演劇を確立、発展させてきた偉大な劇作家の半生を、日本経済新聞編集委員である著者が、7年間にわたるロングインタビューや周辺取材をもとに、畏敬の念を込めて書き下ろした力作評伝。 別役実は満洲で生まれ、敗戦とともに実家のある高知へと引き揚げてきた。別役作品の多くに登場する電信柱とベンチ、そこに吹く風は、少年時代の原風景といってもいい。 評伝の魅力の一つが縁戚関係を辿ることにあるという点では、別役家と寺田寅彦や安岡章太郎が遠縁にあたるのも、文学好きには興味深いところ。 父を満洲で失った家族はその後、母方の実家を頼って静岡県清水市に移住。小学校の1年下には、のちに早稲田小劇場をともに創立する演出家の鈴木忠志がいたが、二人に面識はなかったという。 家族の移動はさらに続き、長野を経て東京へ。別役実は大学時代に演劇の魅力に開眼、以後孤高の道を歩み続けてきた。著者は豊富なエピソードを紹介しながら、演劇のみならず、童話や歌詞、エッセイなども含め、別役実の全身像に迫る。付録の全作品解説は、貴重な資料。

カート

カートに商品は入っていません。