【MeL】言語聴覚士のためのAAC入門
知念 洋美 著
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内容
目次
●第1章 総論AACの5W1H【知念 洋美】Ⅰ.WHAT? AACの定義~AACって何? 1.AACの定義 2.AACの構成要素 記号(symbol)/形態(form)/行動計画(strategy)/入力・出力技術(technique)Ⅱ.WHY? AACの背景と目的~なぜ導入するのか?Ⅲ.WHO? AACの対象と支援者~誰が恩恵を受け,誰が支援をするのか?Ⅳ.HOW? AAC 導入の流れ~どのように導入するのか? 1.現在のコミュニケーション評価 現在のコミュニケーション手段~しているコミュニケーション/活動参加機会とコミュニケーションニーズ/AAC活用能力~できるコミュニケーション 2.目標設定 「今日のAAC」の目標設定/「明日のAAC」の目標設定 3.実践 4.効果測定 5.フォローアップⅤ.WHERE? AACの導入場面~どこでサービスを提供するのか?Ⅵ.WHEN? AAC導入時期~支援の時期はいつか?●第2章 知的能力障害および小児期発症の運動機能障害におけるAAC【知念 洋美】Ⅰ.言語症状と予後の概観 1.原因と症状 知的能力障害および小児期発症の運動機能障害の主たる原因/知的能力障害でみられる言語・コミュニケーション症状/小児期の運動機能障害でみられる言語・コミュニケーション症状 2.機能改善のためのアプローチ 言語発達を促すアプローチ/発声,構音機能の獲得・改善へのアプローチ/活動参加を支援するアプローチ/家族・保護者と支援者を支援するアプローチ 3.一般的な予後とAAC適用の考え方 予後に影響する因子/AACを適用する際のSTの視点 4.本人・家族・支援者のニーズ 本人の障害認識とニーズ/家族の障害認識とニーズ/支援者の障害認識とニーズⅡ.AAC導入のための掘り下げ検査 1.姿勢・運動面で確認しておくこと 2.感覚入力で確認しておくこと 3.認知面で確認しておくこと 4.言語・コミュニケーション面で確認しておくこと 5.心理面で確認しておくこと 6.社会的資源で確認しておくことⅢ.AACの考え方を軸にしたアプローチ 1.異なるモダリティの記号を媒介に言語発達を促すアプローチ 2.実用的コミュニケーションを拡大するアプローチ 好きな物を選ぶ/要求/拒否/yes-no表現/報告/やりとり/質問/会話の調整 3.子どもの支援者への支援 モデリング/AACに関する情報共有/語彙のマネジメントⅣ.臨床における実践例 1.Aさん:発語困難な言語発達障害児 2.Bさん:発語を拡大した脳性麻痺児 3.Cさん:四肢麻痺と知的能力障害の重複障害児 4.Dさん:視覚聴覚二重障害等の重複障害児◆コラム 視覚障害【東江 浩美】◆コラム 視覚聴覚二重障害,盲ろう【東江 浩美】●第3章 自閉スペクトラム症におけるAAC【東川 健】Ⅰ.主な症状と予後の概観 1.原因と症状 2.ASDのある人へのアプローチ 3.一般的な予後とAAC適用の考え方 予後に影響する因子/AACを適用する際の視点 4.本人・家族・支援者のニーズ 本人の障害認識とニーズ/家族の障害認識とニーズ/支援者の障害認識とニーズⅡ.AAC導入のために行う評価 1.姿勢・運動面で確認しておくこと 2.感覚入力で確認しておくこと 3.認知面で確認しておくこと 4.言語・コミュニケーション面で確認しておくこと 言語発達全般の評価/視覚的記号のレベルについての評価/コミュニケーションについての評価/会話面についての評価 5.心理面で確認しておくこと 6.社会的資源で確認しておくことⅢ.AACの考え方を軸にしたアプローチ 1.ASDなどの発達障害におけるAACアプローチの考え方と課題 2.記号の学習 3.ディバイスの選択 4.ストラテジー 個別化/連携と日常場面への支援Ⅳ.臨床における実践例 1.Eさん:発語困難なASD児 2.Fさん:聴覚障害を重複するASD児 3.Gさん:知的機能に遅れのないASD児◆コラム 発達性読み書き障害【東川 健】●第4章 構音障害におけるAAC【西脇 恵子】Ⅰ.言語症状と予後の概観 1.原因と症状 構音障害の主たる原因/構音障害で見られる主な症状 2.機能改善のためのアプローチ 運動や感覚の機能に直接アプローチする方法/代償手段を使ってアプローチする方法/コミュニケーション行動全般を向上させる意義 3.一般的な予後とAAC適用の考え方 構音障害の予後に関係する因子/AACを適用する際のSTの視点 4.本人・家族・支援者のニーズ 患者本人の障害認識とニーズ/家族・介護者の障害認識とニーズ/支援者の障害認識とニーズⅡ.AAC導入のための掘り下げ検査 1.姿勢・運動面で確認すること 発声発語器官の運動機能/上肢・下肢・体幹・顔面の感覚や運動機能/発話に関する明瞭度/疾患特異の重症度や機能分類 2.感覚入力で確認すること 聴覚の検査/視覚の検査/触覚の検査 3.認知面で確認しておくこと 意識レベル/全般的な知能/記憶の機能/遂行機能 4.言語・コミュニケーション面で確認しておくこと 5.心理面で確認しておくこと 6.社会的資源で確認しておくことⅢ.AACの考え方を軸にしたアプローチ 1.歯科補綴装置:運動機能にアプローチする方法 2.ジェスチャー:外部手段を使わないアプローチ 3.表情:外部手段を使わないアプローチ 4.口形を見る方法:外部手段を使わないアプローチ 5.口形と文字列を並列させる方法:外部手段を使わないアプローチ 6.書字:ローテクノロジーな手段 7.文字盤:ローテクノロジーな手段 五十音表を指さす方法/透明文字盤:ローテクノロジーな手段 8.コミュニケーション専用の機器を使う方法:ハイテクノロジーな手段 トーキングエイド/レッツチャット/ボイスキャリー ペチャラ 9.コンピュータやタブレットなど汎用機器を使う方法:ハイテクノロジーな手段 トーキングエイドfor iPad/指伝話/指伝話ボード/伝の心/オペレートナビTT/ハーティーラダー 10.音声合成ソフトを使用する 11.入力の方法Ⅳ.臨床における実践例 1.Hさん:パーキンソン病 2.Iさん:ALS 3.Jさん:ALS 4.Kさん:小脳梗塞 5.Lさん:脳外傷◆コラム 聴覚障害【木場由紀子】●第5章 失語症と発語失行におけるAAC【吉畑 博代,村西 幸代】Ⅰ.言語症状と予後の概観 1.原因と症状 原因/主な症状 2.機能改善のためのアプローチ 刺激・促通法/機能再編成法/認知神経心理学的アプローチ 3.一般的な予後とAAC適用のための考え方 回復に影響する因子/AACを適用する際のSTの視点 4.本人・家族・支援者のニーズ 本人の障害認識とニーズ/家族の障害認識とニーズ/支援者の障害認識とサポートⅡ.AAC導入のための掘り下げ検査 1.姿勢・運動面で確認しておくこと 2.感覚入力で確認しておくこと 視覚/聴覚 3.認知面で確認しておくこと 4.言語・コミュニケーション面で確認しておくこと 言語面/コミュニケーション面/言語・非言語を用いたコミュニケーションの運用面 5.心理面で確認しておくこと 6.社会的資源で確認しておくことⅢ.AACの考え方を軸にしたアプローチ 1.発展段階にいる人たち 2.状況文脈を利用して選択を行う人たち 3.自立前の状態にいる人たち 4.機器の保存メッセージを使う人たちと新しいメッセージをつくり出す人たち 5.特定のニーズをもつ人たち スマートフォンを使用した喚語思い出し支援アプリ/要約字幕作成支援ソフトⅣ.臨床における実践例 1.Mさん:前言語訓練【村西 幸代】 2.Nさん:言語機能訓練からAAC のディバイスとして活用【村西 幸代】 3.Oさん:描画やジェスチャーの訓練【村西 幸代】 4.Pさん:携帯電話のメール操作訓練【吉畑 博代,平山 孝子】 5.まとめ【吉畑 博代,村西 幸代】◆コラム 高次脳機能障害【西脇 恵子】◆言語聴覚士向けのリソース【知念 洋美】
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