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ヒトラーのモデルはアメリカだった~法システムによる「純血の追求」~
ジェイムズ・Q.ウィットマン
著
西川 美樹
翻訳
発行年月 |
2018年09月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
176p,45p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/ドイツ・オーストリア・スイス史 |
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ISBN |
9784622087250 |
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商品コード |
1028197460 |
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NDC分類 |
234.074 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2018年10月2週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2018/10/07、朝日新聞 2018/10/20、読売新聞 2018/12/09 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028197460 |
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著者紹介
ジェイムズ・Q.ウィットマン(著者):シカゴ大学で精神史のPh.D.を取得。イェール・ロー・スクール比較法および外国法フォード財団教授。専門は比較法、刑法、法制史。著書に「過酷な司法」など。
内容
「本書の目的は、ナチスがニュルンベルク法を考案するさいにアメリカの人種法に着想を求めたという、これまで見落とされていた歴史を紐とくことだ。それにより、この歴史がナチス・ドイツについて、人種主義の近代史について、そしてとりわけこのアメリカという国について私たちに何を語るのか、それを問いかけることにある」(はじめに)そして本書は、ナチスのニュルンベルク諸法が、市民権、およびセックスと生殖を重視していたことを指摘する。「アメリカの人種法にはナチスから見て魅力的な面がいくつかあった。とりわけ異人種婚に重罰を科すアメリカの稀有な慣習が「ドイツ人の血と名誉を守るための法」の背景に見てとれる。いっぽう「血の一滴の掟」(ワンドロップルール)といった他の点は、あまりに過酷すぎると驚かれた」(終章)のだった。法と歴史の狭間から、豊富な史料を駆使して、人種法における世界の「リーダー」たるアメリカ、さらにアメリカそのものに深く根付いた人種主義をあぶりだした、初めての試み。