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中国はここにある~貧しき人々のむれ~

梁 鴻  著

鈴木 将久, 河村 昌子, 杉村 安幾子  翻訳
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価格 \3,960(税込)         

発行年月 2018年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 304p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/中国文学
ISBN 9784622087212
商品コード 1028197530
NDC分類 926
基本件名 農村-河南省
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2018年11月1週
書評掲載誌 日本経済新聞 2018/11/10、朝日新聞 2018/12/01
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028197530

著者紹介

梁 鴻(著者):1973年生まれ。北京師範大学文学博士。中国人民大学文学院教授。

内容

近代化の矛盾に苦しむ農村に、現代中国の姿を浮かび上がらせ、大きな感情のうねりを呼んだノンフィクション。人民文学賞ほか受賞多数。都市の繁栄の陰で荒廃する農村。農業だけでは暮らせない人々が出稼ぎにゆき、ほとんど帰らない。老人は残された孫の世話で疲弊し学校教育も衰退した。子供は勉強に将来の展望をみない。わずかな現金収入を求めて出稼ぎに出る日を心待ちにする。著者は故郷の農村に帰り、胸がしめ付けられるような衰退ぶりを綴った。孤絶した留守児童が老婆を殺害強姦。夢はこの世で最も悪いものと自嘲する幼馴染。夫の長期出稼ぎ中に精神を病む妻。「農村が民族の厄介者となり…病理の代名詞となったのはいつからだろう」。希望はないのか。著者は農村社会の伝統にその芽をみる。底辺の声なき人々の声を書きとめようとする知識人のジレンマに、著者も直面する。しかし敢えて自分に最も近い対象を選び、書くことの困難にうろたえる自身の姿を読者に隠さない。こうして紡がれた語りに、農民も都会人も没頭した。第11回華語文学伝媒大賞「年度散文家」賞、2010年度人民文学賞、2010年度新京報文学類好書、第7回文津図書賞、2013年度中国好書受賞。

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