内容
◆全句集 稲刈つて鳥入れかはる甲斐の空 蛇笏、龍太を師と仰ぎ、全身全霊をもって甲斐の風土を愛した俳人の全句集。一生活者として常に風土に生きるものの眼差しを持ち、作品はあたたかく重厚である。土着の図太さに貫かれたしたたかな詩魂、生と詩の間に沈潜した抒情はこの俳人ならではのものである。 既刊七句集、自句自解100句鑑賞、評論、解題、年譜、初句索引、季語索引を収録。 ◆収録内容 第一句集 『藁火』 第二句集 『青蝉』 第三句集 『白根山麓』 第四句集 『山の風』 第五句集 『盆地の灯』 第六句集 『草虱』 第七句集 『師の掌』 自句自解100句 評論 遠方の花 俳句をささえるもの 飯田龍太十句撰 著書解題/年譜 初句索引/季語索引