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神戸闇市からの復興~占領下にせめぎあう都市空間~

村上 しほり  著

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価格 \4,620(税込)         

発行年月 2018年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 347p,32p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784766425666
商品コード 1028388399
NDC分類 216.4
基本件名 神戸市-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2018年12月2週
書評掲載誌 毎日新聞 2018/11/25、毎日新聞 2018/12/16、読売新聞 2019/01/13
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028388399

著者紹介

村上 しほり(著者):1987年生まれ。神戸大学大学院人間発達環境学研究科人間表現専攻博士後期課程修了。博士(学術)。同大学大学院人間発達環境学研究科研究員。都市史・建築史。

内容

――ただ人間は人間をもとめて集うのだ。 「日本一の大闇市場」とも称された神戸 三宮の闇市。 1945年夏以降、戦災復興とGHQによる占領政策が同時期に進むなか、 多様な人びとがひしめき、せめぎあって、神戸の都心は形成された。 語り継がれてこなかった当時の人びとの活動を、新聞記事の引用と聞き取り調査、 豊富な視覚資料にもとづき生き生きと描く、新たな都市空間の近現代史。     第二次世界大戦が終わり、焼け跡となった神戸の駅前には、民族や年齢、性別の異なる多様な民衆が生きる手段を求めて集まり、やがて「大闇市」を形成していった。  本書は、戦災復興の原点となった闇市の発生から衰退までの軌跡を辿り、そこから新たな商業空間が根付き、また展開していく過程を描き出す。  戦災復興期はGHQ占領期(1945‐1952年)と重なる。瀬戸内海に面した陸海交通の要衝として栄えた神戸には、戦後も変わらず人・物の流れが集中した。 「何でも揃う」神戸の闇市を舞台に、民衆はGHQや地方自治体の政策と激しく衝突し、折衝を繰り返しながら、新たな組織を結成し、新興市場を築き、商店街を復興させていった。さらに、目を見張る速度で国際港都として復興に向かう姿と神戸で売られる物資の魅力は、戦後の観光復興の資源としても大いに注目を集めていく。  新聞の悉皆調査をはじめ、日米の公文書、豊富で多彩な図像資料、インタビュー調査といった多角的な資料分析にもとづき、これまで忘却されていた占領下神戸のせめぎあいを民衆の視点から生き生きと再現する!

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