丸善のおすすめ度
仏教精神分析<続> フロイトの心、親鸞の心
永尾 雄二郎,
クリストファー・ハーディング,
生田 孝
著
発行年月 |
2018年10月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
283p |
---|
大きさ |
20cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/心理学/精神分析 |
---|
|
|
ISBN |
9784772416528 |
---|
|
商品コード |
1028506805 |
---|
NDC分類 |
146.1 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2018年11月4週 |
---|
|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028506805 |
---|
内容
前著『仏教精神分析―古澤平作先生を語る』(2016)に続き、本書においても、古澤の高弟であった永尾によって、近代の精神療法と仏教との関連(特に親鸞の心、フロイトの心、念仏、内観など)について多くのテーマが語られることで“古澤平作“の素顔が明らかにされる。驚くべきことに古澤平作は晩年、自由連想とともに念仏を称えるようにと説いていた。そして、人間の計らいを一切なくし、無作為に「ありのまま」をいただく姿勢にこそ治療としての重きを置いていた。人生そのものの解決としての「阿闍世コンプレックス」の克服、臨床場面における直感・直観やコンパッション、スピリチュアリティ(日本的霊性)、外と内の中間相で自然に物事が成立する中動態の世界、といった近代精神療法にも通じる概念などが、仏教に通底する多くの知見にもとづいて論及される。またNHKラジオ『宗教の時間』において「精神分析と仏教」のテーマで放送された永尾の対談を掲載し、さらに宗教学・哲学の分野から岩田文昭による解説も収録した。