丸善のおすすめ度
推薦文、作家による作家の~全集内容見本は名文の宝庫~
中村 邦生
編
発行年月 |
2018年10月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
317p |
---|
大きさ |
19cm |
---|
|
ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
---|
|
|
ISBN |
9784892194528 |
---|
|
商品コード |
1028596382 |
---|
NDC分類 |
914.68 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2018年11月4週 |
---|
書評掲載誌 |
朝日新聞 2018/12/09、読売新聞 2018/12/16 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028596382 |
---|
著者紹介
中村 邦生(編者):1946年東京生まれ。立教大学大学院博士課程満期退学(英米文学専攻)。作家。大東文化大学名誉教授。著書に「月の川を渡る」「風の消息、それぞれの」など。
内容
かつて文学全集華やかなりし頃、その宣伝物たるも百花繚乱をみせた。捨てられる運命のパンフレットを探し出し一堂に会してみれば、驚くべき文化遺産がひろがっていた!文学者の評伝を読むことが好きな僕は、自分でも一冊書いてみようと思いたったことがあった。選んだ相手は菊池寛。大江健三郎(『菊池寛全集』)小川国男の作品には、上質な洋酒のようなさらさらとした切れの良さがある。〈中略〉わたしが単に上質な洋酒などに惹かれるはずがない。漬けてある蝮に惹かれているのだ。(『小川国男作品集』)ある時間が来ると吉行さんは「ま、今日はこのあたりで」という感じで消えてしまい、あとには読者が(あるいは僕が)ぽつんと残される。 村上春樹【『吉行淳之介全集』】推せんどころか読まねば手遅れだ。愛読し給え。手にして自慢し給え。君の本だ。 淀川長治【『植草甚一スクラップ・ブック』】全集内容見本は名文の宝庫。作家が作家に寄せた“推薦文”84作家108篇収録。