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大政翼賛会のメディアミックス~「翼賛一家」と参加するファシズム~

大塚 英志  著

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価格 \2,750(税込)         

発行年月 2018年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 303p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/芸術/彫刻・絵画
ISBN 9784582454536
商品コード 1028753775
NDC分類 726.101
基本件名 漫画-歴史
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2019年01月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2019/03/09
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028753775

内容

みんな動員された──。 長谷川町子が描き、古川ロッパが歌い、手塚治虫が二次創作し、みんなが投稿した「ニコニコ」メディアミックスの正体とは? ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇戦時下、大政翼賛会が主導して「翼賛一家」というキャラクターが生みだされた。多くの新聞、雑誌にまんがが連載され、単行本もいくつか出版されるが、「翼賛一家」の展開はそれだけではない。それは、レコード化、ラジオドラマ化、小説化もされる国策メディアミックスであり、読者からの参加を募ることによって、大衆の内面を動員するツールだったのだ。 「町内」という世界観や銃後の心得を人々に教え込み、やがては植民地政策の一環として台湾へも進出する「翼賛一家」とは一体何だったのか──。 「自由な表現」が可能になった現在、私たちは無自覚に「表現させられて」はいないのか。現代への視座にも富んだ刺激的論考! 《目次》序章 「翼賛一家」というまんががあった第1章 メディアミックスする大政翼賛会第2章 「町内」という世界第3章 創作する「素人」たち第4章 隣組からニコニコ共栄圏へ第5章 手塚治虫は「翼賛一家」を描いたのか 付論  文化工作とメディアミックス1 「漫画を描く読者」の成立……鈴木麻記2 一九三〇年代中国漫画のメディアミックス……徐園3 可東みの助の運命……大塚英志

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