公認心理師のための説明実践の心理学
山本 博樹 著
著者紹介
内容
目次
はじめに 第1部 公認心理師の尽くすべき説明力 1章 公認心理師と説明の力[沢宮容子] 1.公認心理師の「4つの業務」における説明の力 2.公認心理師の「5つの分野」における説明の力 2章 説明者としての責任[斎藤清二] 1.現場でなぜ説明が必要なのか? 2.なぜ説明が機能しないのか? 3.説明の対話的構造と機能 3章 利用者への説明過程[比留間太白] 1.説明過程の時空間 2.利用者モデルの想像 3.利用者モデルから一人ひとりの利用者へ向けた説明の編成 4章 多様な利用者への説明原則[柘植雅義] 1.利用者の多様性 2.障害のある子どもや大人への説明原則 3.障害のある子どもや大人への説明の具体的配慮 第2部 利用者の視点に立った説明力 5章 面接時の関係性を築く説明実践[森岡正芳] 1.協働的な説明実践としての心理支援 2.正しい説明という暴力 3.受け手の自己理解に役立つアセスメント 4.心理支援の場の特徴に応じた説明 5.日々の面接記録より 6.関係性をつくる説明 6章 援助要請の抵抗感を理解した説明力[水野治久] 1.カウンセラーに対する援助要請 2.援助要請の抵抗感とスティグマ 3.援助要請の抵抗感を理解した説明 7章 メタ認知を働かせた説明力[三宮真智子] 1.コミュニケーション行為としての説明 2.説明の誤解 3.メタ認知による説明の改善に向けて 第3部 理解を促す説明表現力 8章 口頭説明の有効性[伊藤貴昭] 1.口頭説明の基盤となる心理プロセス 2.利用者に合わせた説明をすることの難しさ 3.説明により理解を促す 9章 文書説明の有効性[山本博樹] 1.利用者が決める文書説明の価値 2.利用者の支援ニーズに応える説明書 3.利用者の個別性に応える説明書 10章 図表の有効性[島田英昭] 1.説明における図表の2つの役割 2.動機づけ支援 11章 発話とジェスチャーの有効性[古山宣洋] 1.ジェスチャーとは? 2.ジェスチャーは有効なのか? 3.むすび 第4部 現場で生かす説明実践力 12章 保健医療分野の説明実践[山崎久美子] 1.歴史から見た医師の説明実践 2.医療の現場での心理職の説明実践 3.公認心理師が遂げるべき説明実践の在り方 13章 福祉分野の説明実践[森地 徹] 1.福祉分野におけるEBPの誕生と展開およびその特徴 2.福祉分野におけるEBPの手順,評価と展開における注意点 3.福祉分野におけるEBPの例 4.説明実践への期待 14章 教育分野の説明実践[岡 直樹] 1.学習支援の方針・計画についての説明 2.学習支援の経過についての説明 3.学習支援(指導)における説明 4.おわりに:学習支援における教科書の利用 15章 司法犯罪分野の説明実践[廣井亮一] 1.刑事司法と少年司法 2.「非行少年」とは 3.刑事裁判における説明実践 4.刑事裁判における心理臨床的説明の困難性 5.司法における説明の在り方 16章 産業労働分野の説明実践[大塚泰正] 1.ストレスチェック制度の概要 2.個人への説明 3.集団への説明
カート
カートに商品は入っていません。