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北朝鮮の漂着船~海からやってくる新たな脅威~

荒木 和博  著

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価格 \1,760(税込)         

発行年月 2018年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 205p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/現代政治・行政学
ISBN 9784794223692
商品コード 1028976019
NDC分類 391.61
基本件名 スパイ
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2019年01月2週
書評掲載誌 産経新聞 2019/02/10
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1028976019

著者紹介

荒木 和博(著者):昭和31年東京生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。拓殖大学海外事情研究所教授。特定失踪者問題調査会代表。著書に「内なる敵をのりこえて、戦う日本へ」など。

内容

 拉致問題を調べていく中で、海岸線からの工作員の上陸について関心を持ってきた。ともかく現場を見ようと全国の工作員上陸地点をまわり、日本の海岸が、工作員にとってきわめてたやすく上陸できるということを痛感した。 しかし、漂着船について調べていくうちに、その認識すら甘いことに気づいた。工作員である必要はない。極論をすれば、誰でも入れる、ということだ。私たちが「日本は海に囲まれているから安全だ」と思っていたのはまったくの間違いで、海には壁が築けないのである。                          (本書より)北朝鮮から日本に流れつく無数の木造船――。その数は昨年秋から急増し、今年2月までになんと100 隻以上にのぼる。長年、北朝鮮による拉致問題に取り組んできた著者は、北朝鮮工作員の上陸地点と木造船の漂着地が重なっているのに気づき実地調査を行なう。そして、驚愕すべき結論に達する。明らかに漁民以外が乗っていた形跡がある漂着船が、多々あるのだ。そして、その一部が密かに日本に上陸していたとしても誰にもわからない。半島有事の際には、この「運搬ルート」経由で多くの難民が日本をめざす可能性もある。日本に、海から迫りくる危機への備えはできているのか?水面下で進行する危機の実態をつぶさに伝える衝撃の書!はじめに 第1章 闇夜に浮かんだ漂着船 ◆「海に囲まれているから安全」という神話 ◆暗闇に浮かんだ「怪獣」◆崩れていく木造船◆散乱する燃料タンク◆五年間放置された漂着船◆「あと二人乗っていた」◆木造船を見失った警察◆雪の海岸にカラスの群れが◆隠蔽の海岸――山本美保さん失踪事件の謎◆処分できない漂着船◆ヤグラが残っていた無人の木造船◆「漁業中の事故」では説明不能な事態第2章 見過ごされてきた危機◆初の亡命「ズ・ダン号」事件◆日本への「威嚇」で死体を漂着させた?◆深浦の四人◆残されていたテントとフォーク◆公開情報からわかる「事件」◆佐渡に集中した漂着◆生存者は何を語っているのか第3章 難民パニック◆「日本に行けばなんとかなる」◆日本でこれから起きること第4章 隠蔽の構造――問題解決を拒む「内なる敵」◆横田めぐみさんの拉致さえ隠蔽されていた◆拉致事件をめぐる「嘘の連鎖」◆漂着船と拉致問題に共通する隠蔽の構造第5章 日本の防衛の根本的矛盾◆私が予備自衛官になった理由◆自衛官は拉致問題に関心がない◆三万四千キロの海岸線を「専守防衛」は不可能だ◆「報復」できなければ国家は守れない◆トップ人事から見えてくる安全保障軽視◆拉致被害者救出には自衛隊の力が不可欠◆日本人は何をすべきか

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