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書物の破壊の世界史~シュメールの粘土板からデジタル時代まで~
フェルナンド・バエス
著
八重樫 克彦,
八重樫 由貴子
翻訳
発行年月 |
2019年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
739p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/総記/総記/書誌・出版 |
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ISBN |
9784314011662 |
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商品コード |
1029226974 |
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NDC分類 |
020.2 |
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本の性格 |
学術書/学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2019年04月1週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2019/04/20、日本経済新聞 2019/04/27、日本経済新聞 2019/05/04、読売新聞 2019/06/30、毎日新聞 2019/09/01 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1029226974 |
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著者紹介
フェルナンド・バエス(著者):ベネズエラ出身の図書館学者・作家・反検閲活動家。元ベネズエラ国立図書館館長。ユネスコの使節団の一員としてイラクにおける図書館や博物館、美術館の被害状況を調査。
内容
「もはやわれわれの記憶は存在しない。
文字や法律の揺りかご、文明発祥の地は焼失した。
残っているのは灰だけだ」
(2003年、バグダード大学教員のことば)
「55世紀もの昔から書物は破壊されつづけているが、その原因のほとんどは知られていない。
本や図書館に関する専門書は数あれど、それらの破壊の歴史を綴った書物は存在しない。何とも不可解な欠如ではないか?」
シュメールの昔から、アレクサンドリア図書館の栄枯盛衰、ナチスによる“ビブリオコースト”、イラク戦争下の略奪行為、電子テロまで。
どの時代にも例外なく書物は破壊され、人類は貴重な遺産、継承されるべき叡智を失ってきた。
ことは戦争や迫害、検閲だけでなく、数多の天災・人災、書写材の劣化、害虫による被害、人間の無関心さにおよぶ。
幼少期に地元図書館を洪水によって失った著者が、やがて膨大量の文献や実地調査により、世界各地の書物の破壊の歴史をたどった一冊。
ウンベルト・エーコ、ノーム・チョムスキー絶賛!