著者紹介
彩瀬 まる(著者):1986年生まれ。2010年「花に眩む」で第9回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞しデビュー。本作で第38回野間文芸新人賞候補になる。著書に『骨を彩る』(幻冬舎)『神様のケーキを頬ばるまで』(光文社)『桜の下で待っている』(実業之日本社)、『朝が来るまでそばにいる』(新潮社)、『眠れない夜は体を脱いで』(徳間書店)、『くちなし』(文藝春秋)、『不在』(KADOKAWA)などがある。小説以外に、自身が一人旅の途中で被災した東日本大震災時の混乱を描いたノンフィクション『暗い夜、星を数えて 3・11被災鉄道からの脱出』(新潮社)がある。