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精神分裂病~分裂性性格者及び精神分裂病者の精神病理学~ 改版新装版

E.ミンコフスキー  著

村上 仁  翻訳
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価格 \5,940(税込)         

発行年月 2019年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 269p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/神経・精神科学/神経・精神疾患
ISBN 9784622088295
商品コード 1030498841
NDC分類 493.763
基本件名 統合失調症
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2019年07月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030498841

著者紹介

E.ミンコフスキー(著者):1885〜1972年。ロシア生まれ。ミュンヘン大学医学部卒業。医師。精神病院に勤務。哲学者。著書に「生きられる時間」「精神のコスモロジーへ」など。

内容

精神分裂病は最大の難病の一つである。その基本障害の性質は、さまざまな形で言語化されてきた。「精神内界の失調」(ストランスキー)、「指揮者のないオーケストラ」(クレペリン)、「燃料のないエンジン」(シャラン)など。本書の著者ミンコフスキーは、比喩からは真の科学は生まれないとし、「現実との生ける接触の喪失」という概念によって、単なる臨床的疾患であることを超えた、ある特殊な〈病的な人間〉の人間学的把捉をここに試みたのである。
この概念は、自閉性から出立する。自閉性には、「豊富なる自閉性」と「貧弱なる自閉性」があり、この後者が分裂病の統一的理解にとって重要性をもつ。なぜなら、一つの疾病を規定すべき基礎は、侵された人格の欠損面を明らかにすることから、得られるからである。
ミンコフスキーの本書は、その師ブロイラーを乗りこえた新しい理論を打ち立てた――L・ビンスワンガーとともに、哲学の援用を受けることによって、最近精神医学のパイオニア的役割を果たした――ばかりでなく、きめの細かい精神病理学的記述によって、精神分裂病の理解のための一般的案内書として、読書界にながい生命を持ちつづけている。

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