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MeL

【MeL】村上春樹論 ―『海辺のカフカ』を精読する―(平凡社新書 321)

小森 陽一  著

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発行年月 2006年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 電子
ページ数/巻数 277p
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
商品コード 1030601410
NDC分類 913.6
基本件名 海辺のカフカ
個人件名 村上 春樹
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1030601410

内容

村上春樹は2006年3月に「フランツ・カフカ賞」受賞したが、現在、日本の文学者でもっとも世界で読まれている作家である。近作では、2002年9月に刊行された『海辺のカフカ』(上・下)が注目された。そして、この小説を読んだ読者は〈癒し〉や〈救い〉を感じ取った人が多かったというが、本当にそういう内容なのだろうか?著者は丁寧なテクスト分析を行い、その結果この小説が、記憶を紡ごうとする女性たちを葬りさる〈虐殺小説〉であるという衝撃的な事実を明らかにする。そして、記憶と言葉の重要性を訴える。

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