【MeL】木本植物の生理生態
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内容
目次
第1章 森林の保全生態 1. 1 森林の成立・維持における生物多様性の意味 1. 2 生物多様性と生態系サービス 1. 3 木本植物種の保全生態 1. 3. 1 生活史の完結 1. 3. 2 環境と生理的,生態的最適域 1. 4 撹乱と森林の保全 1. 5 森林の保全策の種類 1. 6 土地の共用と節約 コラム1. 1 撹乱と種の共存はバランス次第 文献 第2章 地域変異と生活環の制御 2. 1 地域変異 2. 1. 1 遺伝子に見られる地域変異とその生成要因 2. 1. 2 地域変異の実例 2. 1. 3 形質に関わる遺伝子の特定 コラム2. 1 カバノキ属樹種の遺伝構造,種分化および雑種形成の歴史 2. 2 光質と日長 文献 第3章 樹冠と林冠の構造とその発達・維持 3. 1 初期構造の重要性 3. 2 個体の樹冠の構造と発達 3. 3 林冠構造と光減衰 3. 4 森林の遷移と林冠構造の変化 3. 5 一斉林における樹冠発達と幹の肥大成長との関連 3. 6 葉面積指数の維持 3. 7 おわりに 文献 第4章 光合成作用 4. 1 シュートと葉の構造・機能 4. 1. 1 葉の形 4. 1. 2 常緑・落葉と光合成能力 4. 1. 3 個葉の内部構造 4. 1. 4 耐陰性と成長に伴う光利用特性の変化 コラム4. 1 春モミジ コラム4. 2 コンダクタンス 4. 2 栄養塩 4. 2. 1 光合成と栄養塩 4. 2. 2 気候変動下での土壌の栄養環境 4. 3 樹体と個葉の水分関係 4. 3. 1 高木の水輸送 4. 3. 2 プレッシャーチャンバーとP―V 曲線 コラム4. 3 過湿土壌とメタン放出―樹木を介した地球環境への影響― 4. 4 クロロフィル蛍光反応と光阻害の生理 4. 4. 1 クロロフィル蛍光反応 4. 4. 2 光阻害 4. 4. 3 クロロフィル蛍光の量的展開 コラム4. 4 蛍光反応の利用 4. 5 非同化器官の呼吸 4. 5. 1 樹体内における酸素の移動 4. 5. 2 樹液流によるCO2 輸送 4. 5. 3 CO2 放出速度の季節変化 4. 5. 4 幹の呼吸速度のサイズ依存性と個体呼吸量の推定 コラム4. 5 C―D 定規 文献 第5章 光合成産物の分配 5. 1 ソース・シンク 5. 1. 1 ソース・シンクの概念 5. 1. 2 生産環境への応答 5. 1. 3 森林の保育技術 コラム5. 1 樹木と土壌物理性 5. 2 被食防衛物質の分配 5. 2. 1 被食への防御 5. 2. 2 葉内の被食防衛物質の局在 コラム5. 2 匂いを介した植物コミュニケーション―植物の環境感知能力― 5. 3 樹木の形と森林の構造 5. 3. 1 基礎編:パイプモデル理論の原著論文 5. 3. 2 展開編1:パイプモデル理論と樹木の解剖学的・機能的特性 5. 3. 3 展開編2:パイプモデル理論と関連する法則 5. 3. 4 発展編:分岐特性に配慮したパイプモデル理論の発展 5. 3. 5 今後の展開 コラム5. 3 タケにおける稈形の解析 5. 4 競争密度効果 5. 4. 1 競争密度効果の逆数式と最終収量一定の法則 5. 4. 2 自己間引きの3/2 乗則 5. 4. 3 森林群落への応用 5. 4. 4 競争密度効果と現存量密度の関係 5. 4. 5 3/2 乗則の解釈と説明 5. 4. 6 森林の構造を取り入れた密度効果 コラム5. 4 吉野杉に見られる樹幹と樹冠 文献 第6章 木部の構造と機能 6. 1 肥大成長の制御 6. 1. 1 肥大成長の外的制御 6. 1. 2 肥大成長の内的制御 コラム6. 1 広葉樹多種の肥大成長の特徴 6. 2 木部構造と水分生理 6. 2. 1 樹木の木部構造 6. 2. 2 木部の通水機能概説 6. 2. 3 木部の通水特性と細胞形態 6. 2. 4 木部通水構造の機能タイプと生育分布 6. 2. 5 つる性木本植物の木部通水特性 文献 第7章 木本植物の窒素利用 7. 1 木本植物にとっての窒素 7. 2 木本植物の窒素獲得 7. 2. 1 土壌中の無機態窒素 7. 2. 2 微生物との共生 7. 2. 3 多様な窒素獲得 7. 3 木本植物の体内での窒素の利用 7. 3. 1 窒素の配分 7. 3. 2 窒素滞留時間 7. 3. 3 森林生態系の窒素循環への影響 コラム7. 1 窒素飽和 文献 第8章 安定同位体から見た森林樹木 8. 1 安定同位体とは何か 8. 1. 1 炭素 8. 1. 2 炭素安定同位体比とその利用 8. 1. 3 その他の元素の安定同位体比―酸素・水素・窒素・硫黄・重金属― 8. 2 森林樹木と街路樹の環境応答 8. 2. 1 森林樹木の水利用効率 8. 2. 2 街路樹―安定同位体による機能評価― 8. 2. 3 樹木の光合成機能を決めるメカニズム―安定同位体による評価― コラム8. 1 瀬戸内の樹木の水利用効率 文献 第9章 繁殖 9. 1 有性繁殖 9. 1. 1 樹木の性表現 9. 1. 2 自家受粉と他家受粉 9. 1. 3 花芽形成に影響する要因 9. 1. 4 結実の豊凶(マスティング) 9. 1. 5 種子 9. 2 クローン成長 9. 2. 1 クローン成長の定義 9. 2. 2 クローン成長の形態 9. 2. 3 萌芽更新と撹乱―頻度と強度― 9. 2. 4 クローン成長を制御する内的要因 9. 2. 5 クローンは永遠か? 9. 3 更新環境と菌害 9. 3. 1 土壌伝染病 9. 3. 2 菌害各種と発生環境 9. 3. 3 更新適地 9. 4 ササ類の特徴と生理特性 9. 4. 1 特徴と生活型 9. 4. 2 分布域と積雪深 9. 4. 3 ササ類の生理生態的特性 文献 第10章 生態系修復 10. 1 荒廃地と乾燥地の生態系修復 10. 1. 1 荒廃地の緑化 10. 1. 2 乾燥地の生態系修復 10. 2 菌根類の利用による生態系修復 10. 2. 1 宿主植物と共生菌の関係 10. 2. 2 AM菌とECM菌 10. 2. 3 根粒菌類 コラム10. 1 好アルミニウム植物 10. 3 樹木と土壌動物の関係 10. 3. 1 はじめに 10. 3. 2 土壌動物の分類群・機能群 10. 3. 3 実生の成長・生残 10. 3. 4 種子と土壌動物 10. 3. 5 繁殖 10. 3. 6 土壌動物と樹木の気候変動への応答 10. 4 海岸林の緑化再生―根圏の視点― 10. 4. 1 海岸林の再生―東日本大震災の事例から― 10. 4. 2 震災後の海岸林造成における盛土の性質 10. 4. 3 海岸林におけるクロマツの根系 10. 4. 4 今後の課題―?き起こしの効果とマツ材線虫病― 10. 5 マングローブ 10. 5. 1 マングローブ―樹種の特徴と種構成,日本国内の分布― 10. 5. 2 樹木の配置と物質生産 10. 5. 3 マングローブ林の生態系サービス 10. 5. 4 耐塩性,気根,繁殖特性 10. 5. 5 マングローブ林の人工植栽による造成 コラム10. 2 マングローブ植物の定義 文献 第11章 変動環境への応答 11. 1 二酸化炭素(CO2) 11. 1. 1 CO2 施肥から陸域生態系の応答予測 11. 1. 2 CO2 応答 ―負の制御とFACE― 11. 1. 3 階層構造への影響とメタン発生 コラム11. 1 複合環境ストレスの評価に向けて 11. 2 大気汚染 11. 2. 1 酸性雨と広域大気汚染 11. 2. 2 樹木への大気汚染影響 11. 2. 3 市街地における大気汚染と樹木の応答 11. 2. 4 山岳域における大気汚染と樹木の応答 11. 2. 5 樹木に対するオゾンの影響 11. 2. 6 O3-FACE による樹冠レベルの光合成応答 11. 2. 7 オゾンとその他の要因の複合影響 11. 2. 8 おわりに コラム11. 2 BVOCs を出す木,出さない木 11. 3 ヒートアイランド 11. 3. 1 都市環境と樹林地 11. 3. 2 個葉と気孔の構造・機能―落葉広葉樹を例に― 11. 3. 3 緑地造成の注意点 11. 4 森林植生に対する気温上昇と乾燥の影響 11. 4. 1 温度上昇の影響―水分通道と土壌乾燥の影響― 11. 4. 2 水分不足環境での生理と枯死のプロセス 11. 4. 3 温度と乾燥の複合影響 コラム11. 3 山火事と落葉のかたち 11. 5 低温応答 11. 5. 1 冷温に対する応答 11. 5. 2 凍結温度に対する応答 文献 参考図書 基礎編 生態学 同位体生態学 植物学全般 植物生態学 応用編 土壌・植物栄養 生理生態学・環境植物学 森林生態学・樹木医学系 生物間相互作用 調査・実験法 その他
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