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我々はどこから来て、今どこにいるのか?<下> 民主主義の野蛮な起源

エマニュエル・トッド  著

堀 茂樹  翻訳
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価格 \2,420(税込)         

発行年月 2022年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 316p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/社会学/社会学理論・学説史・社会思想
ISBN 9784163916125
商品コード 1035131953
NDC分類 362
基本件名 家族制度-歴史
本の性格 学術書/学生用
新刊案内掲載月 2022年12月1週
書評掲載誌 産経新聞 2022/11/19、毎日新聞 2022/12/10、毎日新聞 2022/12/17、毎日新聞 2022/12/24、日本経済新聞 2023/01/07
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1035131953

内容

 ホモ・サピエンス誕生からトランプ登場までの全人類史を「家族」という視点から書き換える革命の書!
 人類は、「産業革命」よりも「新石器革命」に匹敵する「人類学的な革命」の時代を生きている。「通常の人類学」は、「途上国」を対象とするが、「トッド人類学」は「先進国」を対象としている。世界史の趨勢を決定づけているのは、米国、欧州、日本という「トリアード(三極)」であり、「現在の世界的危機」と「我々の生きづらさ」の正体は、政治学、経済学ではなく、人類学によってこそ捉えられるからだ。
 下巻では、「民主制」が元来、「野蛮」で「排外的」なものであることが明らかにされ、「家族」から主要国の現状とありうる未来が分析される。
 「核家族」――高学歴エリートの「左派」が「体制順応派」となり、先進国の社会は分断されているが、英国のEU離脱、米国のトランプ政権誕生のように、「民主主義」の失地回復は、学歴社会から取り残された「右派」において生じている。
 「共同体家族」――西側諸国は自らの利害から中国経済を過大評価し、ロシア経済を過小評価しているが、人口学的に見れば、少子高齢化が急速に進む中国の未来は暗く、ロシアの未来は明るい。
 「直系家族」――「経済」を優先して「人口」を犠牲にしている日本とドイツ。東欧から人口を吸収し、国力増強を図かるドイツに対し、少子化を放置して移民も拒む日本は、国力の維持を諦め、世界から引きこもろうとしている。

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