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大規模言語モデルは新たな知能か~ChatGPTが変えた世界~(岩波科学ライブラリー 319)

岡野原 大輔  著

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価格 \1,540(税込)         

発行年月 2023年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 140p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/理工学/情報学/人工知能
ISBN 9784000297196
商品コード 1036123836
NDC分類 007.13
基本件名 人工知能
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年08月1週
書評掲載誌 東京・中日新聞 2023/07/29、日本経済新聞 2023/08/26、読売新聞 2023/09/03、朝日新聞 2023/09/09、朝日新聞 2023/12/23
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036123836

著者紹介

岡野原 大輔(著者):岡野原大輔(おかのはら・だいすけ)
1982年生まれ。2010年東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了、情報理工学博士。2006年Preferred Infrastructureを共同で創業、2014年Preferred Networks(PFN)を共同で設立。PFN代表取締役最高研究責任者およびPreferred Computational Chemistry代表取締役社長を務める。著書に『高速文字列解析の世界――データ圧縮・全文検索・テキストマイニング』『拡散モデル――データ生成技術の数理』(岩波書店)ほか。

内容

対話型サービスChatGPTは驚きをもって迎えられ、IT企業間で類似サービスをめぐる激しい開発競争が起こりつつある。それらを支える大規模言語モデルとはどのような仕組みなのか。何が可能となり、どんな影響が考えられるのか。人の言語獲得の謎も解き明かすのか。新たな知能の正負両面をみつめ、今後の付き合い方を考える。



■著者からのメッセージ

 本書では大規模言語モデルの可能性と課題、その仕組みを一般の方に向けて書きました。また最新の研究成果にもとづいて現時点でわかっている知見や将来の展望もまとめています。

 本書では大規模言語モデルのもつ大きな可能性とともに、考えられるリスクについても述べています。そのリスクは非常に大きく、人類社会を脅かす可能性もゼロではない以上、よく向き合うべきだという懸念が世界的に示されています。今後、そうした可能性には具体的にどのようなものがあるかを検討し、どうすれば対応していけるのか、考えていく必要があります。

 本書の後半では、これまで機械はなぜ人のように話せなかったのか、どのように言語モデルと機械学習が発展してきたのか、そして、ChatGPTを実現した大規模言語モデルはどのような仕組みであるのか、数式を用いずに解説しています。

 しかしながら、大規模言語モデルがなぜこのように成功したのか、まだわかっていないところも多いのです。さらに言えば、私たちはまだ、なぜ人がうまく言語を獲得でき運用できるのか、深く理解できていません。大規模言語モデルと人の言語獲得には、解明すべき謎が多くあるのです。

 今後、大規模言語モデルを人類が適切に扱えるようにしていくことが重要です。本書が大規模言語モデルを理解する一助になれば幸いです。

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