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執事とメイドの裏表~イギリス文化における使用人のイメージ~ 増補版(白水Uブックス 1137)

新井 潤美  著

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価格 \1,760(税込)         

発行年月 2023年09月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 278p,7p
大きさ 18cm
ジャンル 和書/社会科学/経済学/労働経済・人口
ISBN 9784560721377
商品コード 1036405162
NDC分類 366.8
基本件名 家事使用人
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2023年10月1週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1036405162

著者紹介

新井 潤美(著者):東京大学大学院比較文学比較文化専攻博士号取得(学術博士)。東京大学大学院人文社会系研究科教授。主要著訳書:『ノブレス・オブリージュ イギリスの上流階級』(白水社)、『英語の階級――執事は「上流の英語」を話すのか?』(講談社選書メチエ)、『階級にとりつかれた人びと 英国ミドルクラスの生活と意見』(中公新書)、『不機嫌なメアリー・ポピンズ イギリス小説と映画から読む「階級」』(平凡社新書)、『パブリック・スクール――イギリス的紳士・淑女のつくられかた』(岩波新書)、ジェイン・オースティン『ジェイン・オースティンの手紙』(編訳・岩波文庫)、ジェイン・オースティン『マンスフィールド・パーク』(共訳、全2巻、岩波文庫)

内容

19世紀イギリスのミリオンセラー『ビートン夫人の家政書』によると、社交界では家庭の主婦が集まれば使用人の愚痴に夢中になったという。では、それはどんな愚痴だったのか?
本書では、伝統的な使用人がどのように文学作品に表われているかを考察しつつ、使用人についての記録やハンドブックなどを参照して、イギリス文化と文学における使用人のイメージとその実態(と、愚痴の生まれる社会的背景)を比較分析する。
下男の章で、ディケンズ『荒涼館』に登場する刑事が、屋敷の下男に対する聞き込みの際に、「下男にとって理想的な出世コース」をたどった父親の話をして親近感を抱かせる話が紹介されるが、Uブックス化にあたって新たに追加された「『使用人』ではない被雇用者たち」の章では、オースティン『自負と偏見』で、ウィカムがリジーに対して父親のまさに同じような話をして取り入るくだりが解説され、興味深い。

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