著者紹介
ブルーノ・ムナーリ(著者):ブルーノ・ムナーリ(Bruno Munari, 1907-1998)
美術、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、教育、絵本制作など、幅広い分野で独創的な活動を行った表現者。1930年代にはイタリアの芸術運動「未来派」に参加し、《役に立たない機械》シリーズなどを発表。広告や雑誌のグラフィックデザイナー、アートディレクターとしても活躍する。1940年代には息子の誕生をきっかけに絵本の制作を開始。また、仲間とともに具体芸術運動を主宰し、イタリア現代美術の先端を進んだ。1950年代以降は家具や照明器具など多くの工業製品のデザインを手がけたほか、デザイン教育にも力を入れ、アメリカのハーバード大学やイタリアのブレラ美術学院などで教鞭をとった。子ども向けの造形ワークショップや玩具の開発にも力を注いだ。『たんじょうびのおくりもの』『木をかこう』『ファンタジア』『ムナーリの機械』『かたちの不思議』シリーズなど邦訳書多数。
関口 英子(翻訳):関口英子(せきぐち・えいこ)
1966年、埼玉県生まれ。イタリア文学翻訳家。大阪外国語大学イタリア語学科卒。訳書に、ジャンニ・ロダーリ『羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳』『チポリーノの冒険』、イタロ・カルヴィーノ『マルコヴァルドさんの四季』、ディーノ・ブッツァーティ『神を見た犬』、プリーモ・レーヴィ『天使の蝶』、パオロ・コニェッティ『帰れない山』など、児童書から文芸書まで多数。『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』で第一回須賀敦子翻訳賞受賞。